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山の妖怪・天狗のはじまり

山・花・峠の伝説民俗
某月某日(-日 天気:-)
「山の妖怪・天狗のはじまり」

「山の妖怪・天狗のはじまり」
山を歩いていると天狗岳、天狗岩、天狗平などの地名をよく見かけ
ます。

辞典で天狗を引いてみると「深山に住むといわれる怪物。人間の形
をして顔が赤く、鼻が高く、不老不死、神通力で自由に空を飛ぶい
たずらもの」とあります。

ところで、中国では古くから災いをもたらすといわれる、天かける
星・流星やすい星を「天狗」といっていたそうです。

中国の古書にも「テングは状大奔星の如くにして声あり、その下り
て地に止まるや狗に類す」とあり、流星をテング星と呼んでいます。

『日本書紀』に、飛鳥時代、舒明天皇9(637)年に都の空に突然
大彗星が現われ、ゴロゴロと雷のような音をたてながら西の方に飛
んでいった。

不安がる人々に、中国への留学から帰国したばかりの僧の旻が、「こ
れはあまつきつねなり」といったというのです。これが日本で最初
の天狗の記録だということです。

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尾瀬沼のほとりに牛を入れるな

某月某日(日曜日 天気:快晴・雷雨)
「尾瀬沼のほとりに牛を入れるな」

尾瀬に住んでいた尾瀬大納言が飼っていた赤い牛が、死後、尾瀬沼
のヌシになった。

このヌシはなぜか牛が大嫌いで、牛の姿を見ると黒雲を呼んでは大
暴風雨をおこし、大暴れ。

村人はいつか尾瀬沼の畔には牛を入れてはならぬというタブーをつ
くった。
・群馬県片品村と福島県桧枝岐村との境

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山・花・峠の伝説民俗「奥秩父・金峰山の五丈岩」

某月某日(金曜日 天気:晴れ)
「奥秩父・金峰山の五丈岩」

金峰山頂には、形が大黒さまに似ているというので、御像岩とも呼
ばれる岩峰・があります。

山梨県甲府市御岳町の金桜神社の由緒書によれば、ここはかつて金
丸山といっていましたが文武天皇の時代(飛鳥時代)に奈良の金峰
山から蔵王権現を勧請し本宮(山宮)と里宮にまつったため金峰山
と名を変えたという。

金峰山は眺望絶景の地として昔から知られ、快晴の時には浅間山、
立山から白山、妙義山、榛名山、佐土国まで見えると古書にありま
す。また「勅許甲斐八景」に(金峰暮雪)が選ばれたほどの景勝地。

5月の連休、金峰山は若者で賑わっています。高校生が雪が残る五
丈岩の上に登っていきます最上部に登ったはいいけれど途中で降り
られなくなり困っています。一時大騒ぎになったことがありました。
・山梨県甲府市と長野県川上村との境

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▼きょうの話題 終わり

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山・花・峠の伝説民俗「北ア喜作新道・西岳の雷」

某月某日(木曜日 天気:快晴のち大雷)
「北ア喜作新道・西岳の雷」

北アルプス表銀座・ヒュッテ西岳のテント場は小屋の前を通り赤沢
山方面へ進み、常念岳、大天井岳、槍・穂高の山々に囲まれたなか
の丘のように突き上げたところ。

ある年の8月半ば、裏銀座から双六・槍を通り常念に向かいました。
快晴の中、早々にテントを張りまわりの山々を眺めます。わがテン
ト一張りだけ。まわりの景色はわがものだ。

しかし夕飯をすませたころから天気が急変、暗くなるころにはガラ
ガラ、バリバリと物凄い雷に。ラジオは何も聞こえません。おそる
おそるテントから顔を出して驚きました。

槍の肩・北穂・奥穂・常念の小屋の明かりに囲まれたなか、真上か
ら稲光が頭の上をねらっています。

ン、もう我慢の限界、テントから飛び出します。ヒュッテまでの命
がけの5分がなんともなんとも長く感じたことでありました。

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▼きょうの話題 終わり

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山人漫画家の駄画駄文「北アルプス・常念岳の常念坊伝説」

▼きょうの話題「山・花・峠の伝説民俗」(294)をどうぞ。
下方から【本文】イラスト・データへリンクしています。
某月某日(金曜日 天気:快晴)
「北アルプス・常念岳の常念坊伝説」

常念岳はもともとは「まゆみ岳」と呼ばれていたという。

平安時代になり、坂上田村麻呂が常念岳北方にある有明山の岩屋に
住む魏石鬼八面大王を退治したという。

その時大王の手下の鬼・常念坊が空を飛び、まゆみ岳に逃げ込みそ
のまま住みつきました。

それからというもの、年の暮れにふもとの村に市が立つときまって
酒屋に怪しい僧侶がやってきて、5合の徳利を出しては5升くれと
いう。

酒屋の親父が頭をひねりながらもついでみると不思議に入ってしま
う。それを村人が聞いて、「あの坊さんはまゆみ岳の常念坊に違い
ない」と話し合い、いつかまゆみ岳のことを常念岳と呼ぶようにな
ったという。

そのほか山名については、常念岳山麓の栗尾山満願寺のお坊さんの
常念坊が初めて登った山なので常念岳になったという説がありま
す。
・長野県松本市と安曇野市との境

詳細【本文】、イラスト、データをどうぞ。
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▼きょうの話題(294)終わり


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