「奥武蔵・源義経の母・常盤御前」
【概略文】
埼玉県奥武蔵の入口に多峯主山(とうのす
やま)があります。江戸時代中期に経文を書
いた石を埋めたという経塚や、上州沼田藩主
黒田直邦の大名墓があるという。また「雨乞
いの池」だとされる湿地帯にある池から多峯
主山に登る坂は見返り坂といい、源義経の母
・常盤御前がこの山に登ったとき、その景観
のよさに後を振り返りながら登ったことによ
ると現地の看板にあります。
この見返り坂に、植物学者・故牧野富太郎
博士が発見、命名したハンノウザサ(飯能笹)
の植生があります。「この笹は、アズマザサ
の仲間で、一見普通の笹のように見えるが、
幹の色、枝の出方などに特色がある。古くか
らこの地にのみ限られて生えている」との意
味の説明があります。
現在この種はアズマザサと同一種と考えら
れておりこちらの名を使い、ハンノウザサの
名は図鑑にも見あたりません。しかし、研究
者によってはハンノウザサの命名の方が早い
ということから「ハンノウザサ」の名を使う
人もいるそうです。
・埼玉県飯能市
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▼【おもしろ山と田園の本】
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・01『新・丹沢山ものがたり』
・02『伝承と神話の百名山』
・03『全国の山・天狗ばなし』
・04『山の神々いらすと紀行』
・05『続・山の神々いらすと紀行』
・06『ふるさとの神々何でも事典』
・07『続・ふるさとの神々何でも事典』
・08『家庭行事なんでも事典』
・09『健康(クスリになる)野菜と果物』
・10『ひとの一生なんでも事典』
・11『ふるさと祭事記(歳時記)』
・12『野の本・山の本』
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- 2024年09月13日
- 未選択
▼山の軽口ばなし「秩父・秩父御岳山と木曾御嶽山」
【概略】
埼玉県秩父にも御岳山があります。ここは
江戸中期の修験者・普寛(ふかん)行者によっ
て開かれたとされています。普寛行者は木曽
御嶽山の王滝口を開いた行者。そのためこの
山も御岳山と名づけたのですが、秩父にある
ため秩父御岳山(1081m)とも呼んでいます。
南麓の秩父市(旧大滝村)落合集落には行
者を祭った普寛神社があります。普寛行者は
1731年(享保16)、この大滝村落合の木村家
に生まれたといいます。幼名を木村好八丸と
いい、のち江戸の八丁堀同心浅見家にムコ入
りしました。しかし34歳の時出家。故郷近く
の三峰山で修行し、名前も正本山本明院普寛
と改めます。のち全国の霊山を巡歴。52歳の
時伝燈大阿闍梨(あじゃり)になりました。
諸国修行中、木曽御嶽山が未開拓だという
ことを聞き、その王滝口を開きます。王滝口
の名は、生地の大滝村の名にちなんだものだ
そうです。普寛行者は、「御嶽教」の教祖で
もあり、妙薬「木曽百草」の創始者でもああ
ります。・埼玉県秩父市と小鹿野町との境
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・02『伝承と神話の百名山』
・03『全国の山・天狗ばなし』
・04『山の神々いらすと紀行』
・05『続・山の神々いらすと紀行』
・06『ふるさとの神々何でも事典』
・07『続・ふるさとの神々何でも事典』
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・09『健康(クスリになる)野菜と果物』
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- 2024年07月27日
- 山の伝承
▼山の軽口ばなし「奥武蔵入口・天覧山と能仁寺」
【概略文】
埼玉県奥武蔵入口に天覧山という標高197
mばかりの山があります。天覧山から多峯主
山(とうのす)、巾着田(きんちゃくだ)の
コース。天覧山とは1883年(明治16)、明治
天皇がこの山に立って陸軍の大演習を統轄監
督したことによるといいます。
この山はもともと愛宕(あたご)権現をま
つってあり、古くは愛宕山と呼んでいたとい
うことです。江戸時代、五代将軍綱吉が病気
になった時、生母である桂昌院が南ろくにあ
る能仁寺に祈願したところ、綱吉の病気が全
快したのです。桂昌院は、そのお礼に山中に
十六羅漢像を献納したといいます。
山頂近くには鏡岩・獅子岩など大岩が露呈
していて、「天覧山の勝」として埼玉県の名
勝に指定されているという。南麓の能仁寺は
1868年(慶応4)の飯能戦争(彰義隊の系統
である渋沢精一郎を首領とする振武隊と官軍
との戦さ)の時戦火で全焼し、いまの本堂は、
1936年(昭和11)に再建されたものといいま
す。
・埼玉県飯能市
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・01『新・丹沢山ものがたり』
・02『伝承と神話の百名山』
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・04『山の神々いらすと紀行』
・05『続・山の神々いらすと紀行』
・06『ふるさとの神々何でも事典』
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・08『家庭行事なんでも事典』
・09『健康(クスリになる)野菜と果物』
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・11『ふるさと祭事記(歳時記)』
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- 2024年07月09日
- 山歩き
奥武蔵・武甲山の松と藤(2)
【説明概略】
その昔、武甲山には山姥が住ん
でいて、ふもとの子どもを食べて
いたといいます。ある時、山で女
の子を遊ばせていた母親が、ほん
の少し目を離したすきに、女の子
の姿がフッと消えてしまいまし
た。
驚いた母親は、あちこち捜し回
りましたが、どうしても見つかり
ません。母親はうろたえて泣くば
かり。そこへ旅の僧が通りかかり、
「山姥の仕業に違いない」と武甲
山山頂に登り、17日間(27日間と
もいう)一心に祈願をしました。
山姥は法力に勝てず、たまらず
魔術を失って姿をあらわしまし
た。こうして子どもは母親のもと
に戻りました。山姥は、松の木に
藤づるで縛りつけられてしまいま
した。
この僧こそ全国行脚中の行基菩
薩だったのです。行基にさとされ
た山姥は、いままでの罪を悔い、
2度と里人を襲わない証(あかし)
として、自分の歯を抜いて僧に渡
しました。
しかし、山姥は悔しまぎれに「こ
の山に松と藤は絶えろ」と怒鳴っ
て息が絶えたという。それからは
武甲山には松と藤はなくなってし
まったということです。
・埼玉県秩父市と横瀬町
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・01『新・丹沢山ものがたり』
・02『伝承と神話の百名山』
・03『全国の山・天狗ばなし』
・04『山の神々いらすと紀行』
・05『続・山の神々いらすと紀行』
・06『ふるさとの神々何でも事典』
・07『続・ふるさとの神々何でも事典』
・08『家庭行事なんでも事典』
・09『健康(クスリになる)野菜と果物』
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- 2024年06月15日
- 未選択
山の軽口ばなし「奥秩父・金峰山のライチョウ放鳥」
【説明概略文】
かつて数を増やそうと、奥秩父の金峰山に
ライチョウを放鳥したことがあるといいま
す。これは1960年(昭和35)、富士山4合目
の標高2400m付近にライチョウを放鳥したこ
とからはじまります。富士山に放したのはオ
ス1羽、メス2羽、ヒナ4羽の合計7羽でし
たが翌年4月から9月にかけての調査のと
き、6羽が確認されました。
これにならって、1969年(昭和44)8月、
南アルプスの北岳からライチョウを一つがい
と、ひな3羽を金峰山に連れて行きました。
それから12年後の1979年(昭和54)には目撃
情報とフンなどが確認されていましす。しか
しそれ以来、生息情報は途絶えたまま。いま
では放鳥は失敗だったろうと考えられていま
す。
これは外敵から身を隠せるハイマツ帯が少
なく捕食されてしまったことや、エサになる
高山植物が豊富でないことが原因と見られて
います。同じように富士山の放鳥も失敗でし
た。
・山梨県甲府市と長野県川上村との境
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- 2024年06月08日
- 山歩き

