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ヤマケイ新書『日本百霊山』「群馬県赤城山」

ヤマケイ新書『日本百霊山』「群馬県赤城山」


赤城山は赤き山。日光男体山の神との戦いに敗れた赤城神の血で山
が赤く染まり、その名がついたという。


この日光男体山との神争いや、榛名山との神争いの伝説は有名です
が、そのほか天狗話もあります。


ここにすむ杉ノ坊天狗は、和歌山県の興国寺(法燈寺)を一晩で再
建したという。


この伝説は、群馬県側と和歌山県側にも伝わっているから不思議で
す。


この天狗は、天狗になる前は「了儒」という行者ではないかという。




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★おわり
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むら里徘徊 「天狗にも階級がある」

▼某月某日・山里徘徊 「天狗にも階級がある」




むら里を歩いていると天狗杉、天狗峠、天狗のなになになど天狗の
名前がやたらにあります。今回はその天狗シリーズの第2回目です。


天狗といえば、鼻が高く赤ら顔、一本歯の高いげたをはいて羽うち
わを持った修験者風のイメージが浮かびます。これらは大天狗です。


これと違って、とがったくちばしのある天狗は、カラス天狗、また
は小天狗です。カラス天狗はふつう青色の顔をしています。


その中間が中天狗。古い川柳に「ありそうでないのが中天狗」とい
うのがありますが、実際にはいるそうです。


これが天狗の階級で、気ままな天狗も階級で縛られていると思うと
愉快です。


いちばんの大物はやはり大天狗、以下中天拘、小天狗、木の葉天狗、
白狼天狗(はくろうてんぐ)、溝越天狗(みぞこしてんぐ)とつづ
きます。


最下位の溝越天狗は空を飛ぶ術が、まだまだ未熟で溝を飛び越すの
がやっとレベル。


ときどきポチャンと泥水に落ちるという落ちこぼれ天狗です。大天
狗でも、名前のついていない天狗が多いなかで名前が知られている
天狗はそれこそ大物の天狗です。




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▼終わり
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某月某日山旅漫歩゚「春の野で生みそをつけて…アマナの球根」

某月某日「春の野で生みそをつけて…アマナの球根」



早春、原野にアマナが花を咲かせます。2枚の根出葉。そ
の間からのびた花茎の上に咲く白い星のような可憐な6片の花。


日の光を受けると全開するという。外側に暗紫色の細いすじがあり
ます。花が終わり、夏に入ると地上部は枯れてしまいます。


アマナは野草山菜として利用されますが、とくに球根は生みそをつ
けてそのまま食べられます。


アマナは甘菜。球根が苦味もなく、またピリッとした刺激もないと
ころからついた名前だそうです。


先日、千葉県佐倉市で巨樹古木観察会がありました。参加者が90
人を越す大盛況。国立民俗歴史博物館うらの城址公園を巡ります。


エノキやムクノキ、センダン、ヤブツバキ。ケンポナシ、コナラ、
イヌガヤ、ひときわ大きい幹まわり7mというスダジイを見学。


そんな足元にアマナの群生があり、もう白い花を咲かせていました。
春の野で、アマナの球根に生みそをつけてイッパイ…。


いまの時代、それも怒られそうだな。
・ユリ科アマナ属の多年草


▼「イラスト」と説明文は下記からどうぞ。
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むら里徘徊 役行者の従者「奈良県大峰山・前鬼後鬼」

▼某月某日・山里徘徊 役行者の従者「奈良県大峰山・前鬼後鬼」




全国各地の山々80座近くを開山したと伝える役ノ行者小角。その行
者にぴたりと寄り添い、その修行を妨げる外敵を退ける前鬼後鬼。
石像やお札などでおなじみです。


前鬼、後鬼は夫婦の鬼とも伝え、前鬼が赤眼といって夫鬼、後鬼は
黄口で女房だといいます。


酒に酔い眼を赤くして唄う夫を、黄色い口をあけて笑う妻の姿なの
だそうです。


西暦673年(天武元)、役ノ行者が修行のため信貴山の般若窟に籠り
ます。すると、どうも修行のじゃまをする者がいます。


見ると身の丈3m、牙を生やした2匹の鬼でした。行者は逃げる鬼
を飛天の術で追いかけ、生駒山奈良県側で捕え、髪を引きずり大阪
側に行き、髪を切って鬼たちの妖力を封じ込めたという。


その鬼を捕まえた所が、生駒市の鬼取の里、そして髪を切った所が
東大阪市の髪切の里で、それぞれ鬼取山鶴林寺、髪切山慈光寺があ
ります。


こうして折伏された前鬼後鬼は、役ノ行者の身辺を守る献身的な従
者になりました。



▼↓【画像】と説明【本文】をどうぞ
http://toki.moo.jp/merumaga/nonokami/nokami07.html




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▼終わり
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むら里徘徊 奇神「尻子玉の好きな河童神」

▼某月某日・山里徘徊 奇神「尻子玉の好きな河童神」




河童は身長が4、5歳の子どもで、クチバシと手足に水かきがあり、
背中には甲羅があって、そのほかの体はウロコでおおわれている…
…。


キュウリと相撲が好きで、頭に水をたたえる皿があってイタズラも
の……と相場がきまっています。


陸上でも力は強いですが水の中では特に強力で、人間ナンカはもち
ろんのこと、馬や牛でさえ引っ張り込みます。


そして肛門に手を入れ、尻子玉(どんな玉だか知りませんが)を抜
くといいます。おまけに生き血まで吸うという、とんでもない妖怪
です。


河童は大ムカシは「ミズチ」と呼ばれ、漢字で虬(みずち)と書き、
水の霊のことだったそうです。


すなわち、水の神であり、農耕などにはかかせない神なのでありま
す。


『日本書紀』(巻十一・仁徳天皇六十七年)の条に、備中川嶋河に
ミズチという妖怪がいたとあります。


妖怪は毒をはいて人を苦しめていましたが、笠臣(カサノオミ)の
祖先の県守(アガタモリ)という人が退治したとあります。



▼↓【画像】と説明【本文】をどうぞ
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