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某月某日 山の伝承・伝説に遊ぶ【ひとり画ってん」「鎌倉時代、日光にあらわれたUFO」


▼山の伝承・伝説に遊ぶ【ひとり画ってん】「鎌倉時代、日光にあら
われたUFO」

【概略】
宮城県丸森町にある修験寺院・宗吽院に残る「宗吽院文書」、「宗吽
院史」に不思議な話が載っています。このお寺の第19世管主に、
義山法印という偉いお坊さんがいたという。

鎌倉時代はじめの建仁元(1201)年の生まれ。若いころは各地の山
々を修行して歩いていたという。ある時、日光の山奥で熱心に修行
をしていると、突然空中から光り輝く白い雲のような物体が山の中
腹に降りてきました。

義山はなおも修行をつづけていました。すると白い物のなかからこ
の世のものとは思えない異人があらわれて、手招いています。

そこでその中に入ってみると、異人は義山になにやら不思議な術を
教えたという。

それからというもの義山法印は歳をとらなくなり、文保2年(1318
・鎌倉時代後期)1月20日、118歳まで生きましたが、その間、100
歳を過ぎても山岳修行するほど元気だったという。

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・(2:『丹沢・山ものがたり』 詳細は下記
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・(3:『薬になる野菜』 詳細は下記
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・(4:『ふる祭歳時記』 詳細は下記
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・(5:『イラスト人の一生事典』
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・(6:『山の神々いらすと紀行』
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・(7:『イラスト家庭行事事典』
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・(8:『野の本・山の本』
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いなかの奇神変神「会津磐梯山の怪物と弘法大師」


▼いなかの奇神変神「会津磐梯山の怪物と弘法大師」

400字【概略文】
 かつてこの山には悪魔・怪物が住んでいて、いたずらのし放題だ
ったという。手長足長と呼ばる怪物たちは、雲を集めては会津地方
一帯に嵐を呼んで洪水をおこします。

 こうして農作物を荒らされ困っている村人を見ては喜んでいたそ
うです。この話を聞いた弘法大師空海は、早速山に登り手長・足長
を小箱にとじこめてしまいました。

 そして磐梯明神として磐梯山の頂上にまつり封じ込めたといいま
す。いまでも山頂に積まれた岩の間に磐梯明神の石碑が埋められ、
その肩の弘法清水わきには大師の石像がまつられています。

 10月、磐梯山は紅葉がまっ盛り。裏磐梯スキー場から登りました
が、中ノ湯あたりから地元中学生の集団登山と出くわしました。

 ワイワイガヤガヤ、弘法清水小屋前は押すな押すなのにぎやかさ。
山頂へ登る順番も待ちくたびれて、手長足長どころか「くび長」に
なるありさまでした。
・福島県猪苗代町と磐梯町、北塩原村との境

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いなかの奇神変神「八ヶ岳の伝説の大男」


▼いなかの奇神変神「八ヶ岳の伝説の大男」

【概略文】

昔、長野県と群馬県の山中に、とんでもない大男が住んでいまし
た。デエランボウ神といい、碓氷峠を枕に足を妙義山に乗せて昼
寝をするほどだったといいます。

 大男はだんだんと勢力を伸ばし、八ヶ岳を配下にしようとやっ
てきました。ところで、かつて八ヶ岳と、その北にある蓼科山は
兄妹だったという。

 デエランボウは、浅間山が吹き上げる大岩をもっこで運び、兄
の八ヶ岳の上にぶちまけました。それを見た蓼科山が大騒ぎ。怒
ったデエランボウは蓼科山を引っこ抜こうとしました。

 いくらデエランボウでもそう簡単には引き抜けません。う~ん
と踏ん張った時、両足が地面にめり込んで大きな穴ができ、そこ
に水がたまり池になったのが双子池だという話です。

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某月某日 山の伝承・伝説に遊ぶ【ひとり画ってん」「マツムシソウは何年草? 高山植物・タカネマツムシソウ」


▼山の伝承・伝説に遊ぶ【ひとり画ってん】「マツムシソウは何年
草? 高山植物・タカネマツムシソウ」

【概略】
 片思いのため一人淋しく死んでいった娘を憐れんだ神はその魂を
マツムシソウに宿らせたと西欧伝説にあります。

 マツムシソウは「越年草」だという。秋、花が終わると種子を地
面に落とし、発芽。ロゼットの形で冬を越して次の年花を咲かせま
す。そのため越年草(冬型1年草)だという。

 しかし、秋の高原ではすでに根と大きなロゼットが育っている株
が多い。しかもロゼットは枯れかけた下の葉と、上の新しい葉の2
層になっているという。

 枯れかけたロゼットは、越冬してから夏の成長期を過しているら
しい。そのためここのマツムシソウは越年草ではなく2年草だとい
う。

 さらに花が咲いた株の根茎に新しいロゼットができていることも
あり、これでは多年草です。

 このように、植物の生存期間は種によって決まり切っているわけ
ではないという。専門的ですが面白い話ですね。

 高山植物のタカネマツムシソウは、マツムシソウの変種。親種よ
り花がひとまわり大きくあざやかな青紫色をしています。
・マツムシソウ科マツムシソウ属の越年草
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▼「静岡県・秋葉山に三尺坊天狗を訪ねました」


▼「静岡県・秋葉山に三尺坊天狗を訪ねました」

 火防せで有名な静岡県・秋葉山秋葉寺(しゅうようじ)の天狗、
三尺坊は、長野県安曇野市穂高の出身。戸隠の西の窟で修行。

 のち、新潟県守門岳の麓・栃尾の楡原(にればら)熊野神社蔵王
堂の道場で荒行しました。

 そしてついに生きながら天狗になり、白狐に跨り空を飛び、秋葉
山に居を定めたと「秋葉山縁起」にあります。徳川家康の時代だと
いう。

 それは平安時代の大同4(809)年とも、鎌倉時代の永仁2(1294)
年ともいわれています。その百数十年後、尾張の円通寺にもあらわ
れ、修行して火伏の秘法を感得したといいます。

 天狗の出現場所、秋葉寺の開基は、養老2(718)年、行基菩薩
によるとされています。最初は、大登山霊雲院といっていましたが、
三尺坊の出現で、秋葉寺と寺名変えました。

 しかし明治の初めには、寺の内部抗争や、住職が病気で没したり
などして、廃寺を強いられ、三尺坊天狗のご神体は、本末関係の本
寺にあたる静岡県袋井市久能の「可睡齋」(かすいさい)に移され
ます。

 同時に山頂には神道系の火伏の神である火之火具土神を祀る「秋
葉神社」が建立されました。明治13(1880)年、多くの信徒の願
いがかなって、再建されました。

 しかし秋葉神社上社にくらべ、気の毒なほど荒廃しています。火
炎を背負って白狐に乗った荼吉尼天の秋葉三尺坊天狗の真の姿を見
たいと訪ねたのです。

 ですが、その出現場所の秋葉寺は、例の神仏分離で下の方に追い
やられ、秋葉山神宮の上社には天狗の皿投げのいまはやりの「かわ
いい天狗ちゃん」のつまらない絵が飾られていました。

 しかもこの鼻持ちならない黄金の鳥居は何だ。さらに、秋葉寺へ
降りる道は鬱蒼として、いかにもクルマできた人たちを遠ざけてい
るようです。荒廃しかかった三尺坊天狗の本元秋葉寺にくらべ、嫌
らしいほど立派な秋葉山神社。何ともさみしい気がしました。
・静岡県龍山村と春野町との境。
……【さらには】→
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