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むら里徘徊 仙人ばなし「その後の久米仙人」


▼某月某日・むら里徘徊 仙人ばなし「その後の久米仙人」




奈良県吉野北方の竜門岳は、久米の仙人が修行した山。


雲に乗って飛んでいた仙人、いまの明日香村久米川で洗濯をしてい
る女性の太ももを見て落ちてしまいます。


その後、女性と結婚し、平和に暮らしていました。たまたま東大寺
建立のため、仙人も賦役として人夫として働くことになりました。


久米仙人は吉野の方に向かって、7日7夜、一心不乱に仏を念じま
した。


すると8日目の朝、南の空から木材が次から次に飛んで来て、1夜
のうちに作業場の周囲に山のように積み上げられたという。


これを知った天皇はいたく感心。「久米仙こそ真の仏意に副(そ)
える仙人なり」といい、田んぼ30町歩を贈与。


仙人はそれを元手に橿原市に久米寺を再興したと伝えています。


久米仙人はその後、ますます行を積み、ついには雲を呼び妻ととも
に、いずこの空にか飛翔し去ったということです。


また夫妻とも西方を指して飛び去ったという本もあります。
・奈良県宇陀市と吉野町の境。


▼↓【画像】と説明【本文】をどうぞ
http://toki.moo.jp/merumaga/noinakami/inakami09.html





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むら里徘徊 路傍の石仏「悪霊を村境でさえぎる道祖神」


▼某月某日・むら里徘徊 路傍の石仏「悪霊を村境でさえぎる道祖神」




いなか道を歩いていると、村境や道路の辻、はたまた峠などで道祖
神の石像やホコラをみかけます。


道祖神は元来、外からくる邪悪なものをさえぎる役目の神です。村
の入ってこようとする疫病や悪霊を村境で通せんぼして、村を守っ
てくれています。だから別名、塞(さい)の神またはさえのかみと
も呼ばれています。


また「さい」は幸(さい)に通じるため、人間に幸いをもたらす神
としてあがめられ、男女円満、縁結びの神、そして旅人の安全を守
る神としても信仰されます。


関東から中部地方では道陸神(どうろくじん)ともいっています。
あの『古事記』や、『日本書紀』には、岐神(ちまたのかみ)、ふな
どの神、塞大神(さえのたいじん)などの名で出てきます。


江戸時代も中期以後になると世の中が落ち着き、城の建造に携わっ
ていた石工たちも失業してきます。


石工たちは仕事を求めて地方の村をめぐるついでに、思い思いの構
想を練って石仏を彫っていったという。



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むら里徘徊 いなかの神さま「天狗の食べ物」

▼某月某日・むら里徘徊 いなかの神さま「天狗の食べ物」




天狗はどんなものを食べているでしょうか。


文政3(1820)年というから江戸時代も後期、江戸下谷の長屋から
天狗にさらわれ、茨城県岩間山(十三天狗として有名)でしばらく
天狗と一緒に生活したいう少年がいました。


寅吉といい、当時、天狗小僧寅吉と大変評判になったといいます。


それを聞いた国学者の平田篤胤が毎日のように寅吉のところに通
い、話を聞き「仙境異聞」という本にまとめました。


それによると、天狗は食いたい時に食いたいものを食っている。


ことに連れて行かれたところの十三天狗は、毎日村々からお膳が供
えられ、弟子までが十分に食べられていた。


しかし、人間の目には供え物はぜんぜん減らず、そのまま残ってい
る。


供え物は減らなくても、天狗の方では充分に食っている。また天狗
の寿命は120年位。


天狗が空をどういうふうに飛ぶのかと「雲なのかわからないが、綿
を踏んだような気持ちで矢のように飛んだ。


「羽うちわは空をさし目的をきめてから飛び上り、羽うちわで場所
を定めて降りる」だといいます。



▼↓【画像】と説明【本文】をどうぞ
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山岳はがき画「群馬県赤城山の伝説」

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▼某月某月「群馬県赤城山の伝説」











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さてきょうの【山のはがき絵】は
群馬県赤城山の伝説


赤城山は赤き山。日光男体山の神との戦いに敗れた赤城神の血で山
が赤く染まり、その名がついたという。


この日光男体山との神争いや、榛名山との神争いの伝説は有名です
が、そのほか天狗話もあります。


ここにすむ杉ノ坊天狗は、和歌山県の興国寺(法燈寺)を一晩で再
建したという。


この伝説は、群馬県側と和歌山県側にも伝わっているから不思議で
す。


この天狗は、天狗になる前は「了儒」という行者ではないかという。


これは赤城山で一度も下山せずに30年あまりも修行した神業の行
者だという。
・群馬県勢多郡富士見村赤城山。



▼「イラスト」と説明文をどうぞ↓
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むら里徘徊 天狗(3)「不思議な女性天狗」

▼むら里徘徊 天狗(3)「不思議な女性天狗」







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さてきょうの【メールマガジン】は
▼某月某日・山里徘徊 天狗(3)「不思議な女性天狗」




石仏で有名な修那羅峠。中でもこれはめずらしい女性の天狗の石仏
があります。


石像は半分裸で、一見童子風。鼻も高くなく、天狗の形はしていま
せん。


ただ像の両脇に「婆羅門 女天佝」とあり、天狗の狗がケモノヘン
ではなく、「佝」とニンベンになっています。


もっと不思議なのは、婆羅門の文字だという。先人がインドの仏典
には「天狗ノ文(もん)見エズ」とはっきり言っているところ。


まして戒行厳しい婆羅門において女性とは。


そもそも天狗の種類、階級には大天狗、中天狗、木の葉天狗、カラ
ス天狗、狂言に出てくる溝越し天狗や宮天狗、海天狗、川天狗、道
天狗。


そして富士天狗、辰巳天狗、朝日天狗、夕日天狗、平松天狗、てろ
う天狗などさまざまありますが、女天狗というのはどこにも出てき
ません。


石工の案か注文者の指示か、不思議な天狗として、研究家も首をひ
ねっています。
・長野県筑北村と青木村との境


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▼終わり
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