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山の伝承・民俗画「丹沢・塔ノ岳西麓の金鉱脈沢」


丹沢・塔ノ岳西麓の金鉱脈沢


かつて、塔ノ岳の山頂の北側に「お塔」とか「尊仏岩」と呼ばれる
大岩がありました。


修行僧が座禅する姿、または仏像の形にも似ていたため、山伏たち
からはもちろん、近郊の農民たちからも信仰の対象とされ、五穀豊
饒の神として参詣祈願されていたそうです。


5月15日がお祭りで、村人は稲、麦、粟、陸稲などの穂を持って登
り「お塔」に供えたという。


しかし、1923年(大正12)9月1日の関東大震災の翌年(1924年(大
正13)の1月15日、再び起こった地震にもろくも、コナゴナになっ
て北西側の「大金沢」にくずれ落ちたという。


尊仏岩が落ちた沢のあたりは大金沢のほか小金沢があり、室町末期
には、金銀を掘る数百の鉱夫でにぎわったといいます。


しかし砂金が次第に出なくなり、ついに鉱夫も離散し閉山。いまで
は国土地理院の地形図にも載らない沢になってしまいました。
・神奈川県足柄上郡山北町。




▼「イラスト」と説明文をどうぞ↓
http://tokipro.syuriken.jp/merumaga/uusangac/uusangac04.html






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山の伝承・民俗画「石鎚山」


石鎚山



石鎚山にも天狗伝説があります。天狗の名前は法起坊大天狗。この
山も役ノ行者が開山したという。


大昔、役ノ行者がこの山に蔵王権現をまつってから修験の山と仰が
れました。


その後、行者の亜流とされる石仙道人が登山道を開き、登山者のた
め中腹に成就社を建立。


中世以後は、神仏習合修験の山になり本尊は石鎚蔵王権現。ここの
天狗について「石鎚山勤行法則」には「南無眷属宝(法)起坊、大
天狗、小天狗、十二八天狗、有摩那天狗、数万騎天狗にに至るまで
うんぬん」とあります。


天狗岳には大天狗法起坊と眷属の小天狗たちがウジャウジャいるの
です。


それをとりまとめるのが法起坊大天狗。ところで役ノ行者は法起大
菩薩とも呼ばれ、法起は役ノ行者の法号でありました。


そんなことから石鎚山法起坊は、役ノ行者の化身ではないかともい
われています。



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山の伝承・民俗画「高山植物・タカネキンポウゲ」


高山植物・タカネキンポウゲ



野山に咲くキンポウゲ(金鳳花)という花があります。その高山の
草地に生えるのがミヤマキンポウゲ。


その仲間にタカネキンポウゲ(高嶺金鳳花)。これは北アルプス白
馬岳高山帯だけに生えるここ特産の高山植物です。


8月ごろの夏の白馬岳。岩混じりの湿った斜面に黄色の花がひとつ
上を向いて咲いているあれです。


がくは5個で、花弁は5枚で平らに開いています。このタカネキン
ポウゲは絶滅寸前。


このように狭い地域特産の仲間に、南アルプス北岳とその周辺にだ
けに咲くキタダケキンポウゲ(北岳金鳳花・絶滅危惧種)、八ヶ岳
だけにあるヤツガタケキンポウゲ(八ヶ岳金鳳花)があるそうです。


こんな珍しい花を見てもふつうは「あ、キンポウゲだ」とか「なん
とかキンポウゲというのかな」くらいで終わってしまいますよね。
しょうがないなあ。
・キンポウゲ科キンポウゲ属の多年草。



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山の伝承・民俗画「房総・鹿野山の鬼と鬼泪山」


房総・鹿野山の鬼と鬼泪山



昔、日本武尊が「鬼」を退治したという伝説のある鹿野山。東京湾
の入り口・浦賀水道(走水)を相模国から渡ってきた日本武尊の軍
隊は上総へ上陸。そして鹿野山にやってきました。


鹿野山の鬼(阿久留王)は鬼泪山に逃げ込み、泣いて謝りましたが
殺されました。


ところで阿久留王は、六手王とも呼ばれ、北麓の六手地区の出身と
いう。この地方の部族の王だったわけです。


山頂の神野寺の寺伝には、聖徳太子が鹿野山に神野寺をつくり、軍
荼利明王などを安置したとあり本尊になっています。


ところがこの軍荼利明王が阿久留王だと古書にあります。ふつう軍
荼利明王は一面八臂。しかしここの軍荼利明王は、三面六臂。そし
て阿久留王も一名六手王。


そんなところから軍荼利明王は阿久留王だとされています。それな
ら阿久留王は鬼ではなく立派な仏さまということになってしまいま
す。


それにしても土地の部族の王がなぜ日本武尊に謝らなければ行けな
いのでしょうか。
・千葉県君津市





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山の伝承・民俗画「尾瀬沼に牛を近づけるな」


尾瀬沼に牛を近づけるな



尾瀬沼の周辺には、牛を入れてはいけないどころか「牛」という言
葉も発してはならぬとの掟があるそうです。


もしこれを破ると、沼のヌシが怒り黒雲を呼び大暴風雨になり、ま
た荒波で尾瀬沼の魚を殺してしまうという。


沼のヌシの正体は赤い牛だという。平安時代末期、尾瀬大納言藤原
頼國という、やんごとなき人物が尾瀬沼のほとりに住み、赤い牛を
飼っていたという。


しかしその牛が病で倒れ死んでしまいました。大納言は悲しんでそ
のなきがらを沼に手厚く葬ったといいます。


そして牛は尾瀬沼のヌシになったというのです。それがどういうわ
けか同じ牛が大嫌い。見ると怒って災害を起こすという。


それを恐れた村人は、沼に牛を近づけないよう「牛止めの関」まで
つくりました。


また尾瀬沼から上州側の山中山麓には牛を入れるのを禁じたという
ことです。
・群馬県片品村と福島県桧枝岐村との境



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