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★遊々はがき絵【山のゆ-もぁ-と】「奥多摩石尾根・山小屋のブランコ」

奥多摩石尾根・山小屋のブランコ


雲取山山頂から東南にのびる石尾根。登山者たちはこの長い尾根を
奥多摩駅まで歩きます。


雲取山から30分のところ七ッ石山近くにある奥多摩町営の山小屋の
前には以前はブランコがあって、登山者が雲取山からの通りすがり
に一息つくのに絶好のところ。よくブーラブラと遊んでいます。


1月、石尾根は一面の雪が太陽に光ってまぶしいくらいです。こわ
れかかった風車をまわしながらブランコ遊びをします。


うしろで同行者が、シャベルで小屋の玄関まで雪道をつくっている
小屋番の人に話しかけました。


当時の小屋番氏、答えもせずいきなり「じゃま、じやま」と手で追
い払うしぐさをしました。「何という無愛想な!」たちまち口ゲン
カが始まりました。


こんな雄大な景色の中でも人間は仕方のないものです。遠く雪をか
ぶった富士山が笑っていました。
・東京都西多摩郡奥多摩町と山梨県北都留郡丹波山村の境。




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▼メルマガ「山のはがき絵」 終わり
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★遊々はがき絵【山のゆ-もぁ-と】「房総・元清澄山の地蔵峠」

房総・元清澄山の地蔵峠


三石観音の駐車場わきから山道に入り、元清澄山方面へ小一時間歩
くと地蔵峠と呼ばれる所があります。


一説には群馬県の出身の某氏がふるさとの「地蔵峠」に似ていると
いうので、なんの気なしに板きれに書いておいたものがいつの間に
か地名として通用したといい、いまでは立派な道標まで建っていま
す。


1月。ことしは特別雪が多く、房総の山でも雪山気分。元清澄山と
三石山、そして郷台畑地区への分岐の三叉路がこの地蔵峠。


ちょっとした平地になっています。楽しいいきさつの楽しい峠。ぜ
ひお地蔵さまでも建てたいもの。


道路わきの大きな標識が建っている下を雪をはらってならし、石を
積んで台を作り賽銭をあげます。あとから来た人が次々にまねて賽
銭が上がれば……。


そのうち本当にお地蔵さんが建つかも知れないぞ。
・千葉県君津市。





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★遊々はがき絵【山のゆ-もぁ-と】「奥多摩・高水三山青渭神社」

奥多摩・高水三山青渭神社


JR青梅線の御獄駅北方に高水山・岩茸石山、それに惣岳山のあわ
せて高水三山があります。


惣岳山山頂には青渭(い)神社がまつられ、社殿のまわりは金網が
はりめぐらされています。


延喜式内の社というから平安時代から続く、格式のある神社だそう
な。


大国主命をまつり、ふもとの横尾子(よこおす)地区に拝殿があり
ます。


ある年の1月のことでした。子どもたちを連れて棒ノ折山から岩茸
石山経由で惣岳山の神社につきました。


天が抜けるような快晴です。適当に雪があり、楽しい山道です。神
社の前でコンロを出してお茶をわかします。


1月というのに日溜まりは暑いくらいの陽気です。真冬とはいえ、
結構お天道さまの光が強い。


まわりの木々を見ながら、すわる場所を太陽の動きに合わせて木陰、
木陰へと移動するほどでした。
・東京都青梅市と東京都西多摩郡奥多摩町




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★山の伝承「東北朝日連峰・以東岳避難小屋」

東北朝日連峰・以東岳避難小屋


以東岳山頂には、高山植物の中に遭難碑がぽつんとひとつ建ってい
ます。


ある年の8月初め、朝日連峰を鳥原山から入山、大朝日岳、以東岳
へ縦走しました。日本海に夕陽が沈みます。


頂上直下の避難小屋は当時は1階建ての暗い小屋。それを避けて前
の広場でテントを張ります。小屋にはだれもいません。


以東岳全体が貸切りです。ニッコウキスゲやミツバシオガマは、も
う闇の中。


ザックの隅に大事に持ってきたお酒を取り出し、何回もカンパイを
します。何の物音もしません。


まばゆい星空の下、イカ漁でしょうかイサリ火がやけに光っていま
した。


翌日、大鳥池のほとりへ下り裸で日光浴。無駄とは思いながらも湖
面にタキタロウを探します。


かつては深山幽谷だった大鳥池もいまは泡滝ダムまでマイクバスも
入ります。


帰り旅館のマイクロバスの運転手が「絶対にいる。オレが何mもあ
るタキタロウの姿を見てるんだ」と一生懸命いうのが印象的でした。
・山形県鶴岡市旧朝日村




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★山の伝承「丹沢・旧ヤビツ峠の餓鬼道」


丹沢・旧ヤビツ峠の餓鬼道


丹沢表尾根の登山口ヤビツ峠は1934(昭和9)年、丹沢林道開通と
ともにできた新しい峠。


旧峠はその西側・岳の台の中腹鞍部にあります。ここは秦野から札
掛へ食糧を運ぶ道。


ある冬、雪が降り続き札掛地区の食糧がなくなりました。秦野の荷
揚げ役が食糧を持って札掛に向かいました。


峠にくると腹がへってきます。しかし峠を下るとうそのようになお
ります。


かつてここは甲斐武田勢と小田原北条勢の激戦の場。その時腹をす
かしながら死んでいった武士たちの亡霊がさまよっているのだとい
う。


そのため峠越えをする人は食糧を餓鬼たちに与えるようになったと
いう。


ある年の5月、新茅ノ沢から表尾根の烏尾山にとりつきました。ぐ
ずつきかげんだった空からついにポツリ、ポツリ。


餓鬼道にさしかかるころは本降りに。スケッチするサインペンのイ
ンクのにじんでいく様子が何となく哀れを感じました。
・神奈川県秦野市




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