山のまん画ばなし「北アルプス・蝶ヶ岳の蝶」
▼「北アルプス・蝶ヶ岳の蝶」
【概略】
蝶ヶ岳の名はすでに江戸時代中期の正保の国絵図に載っていると
いう。安曇野方向から見ると蝶ヶ岳ヒュッテの南側の山稜にでる蝶
の雪形が山名の由来。
この山は1953年(昭和28)、蝶ヶ池の近くにベースキャンプが張
られ、続いて32年、ヒュッテができてから人気が出て訪れる人も増
えたという。
「パノラマ銀座」といわれる常念岳から蝶ヶ岳、大滝山のコース
は、槍・穂高連峰が一望でき、また後ろを見れば谷や山を隔てて、
遠く富士山や八ヶ岳、遠く煙がたなびく浅間山まで眺望できる山道。
蝶ヶ岳の蝶は山の歌にも歌われています。蝶ヶ岳の蝶は歌詞では
モンシロチョウになっています。ところが、ナント本物は蛾だとい
うことですから夢がしぼみます。
・長野県松本市と安曇野市との境
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- 2022年11月29日
- 山の伝承
山の軽口ばなし「南アルプス甲斐駒ヶ岳」
▼「南アルプス甲斐駒ヶ岳」
【概略文】
甲斐駒ヶ岳の名については、(1:肩に翼が生えた神馬が山中に
棲んでからいたという説、(2:「聖徳太子伝暦」などにあるよう
に、聖徳太子の黒駒が空を飛び、ここに降りたという話からついた
名前だ。
また(3:山梨県巨摩(こま)郡第一の峰だから。(4:いやい
や高麗人のコマだ、良馬の産地があるからだ、またまた雪渓に馬の
姿の雪形が出るから。はては山容が駿馬の駆ける形に見えるからだ
などの説が目白押しです。
8月、黒戸尾根を登ってみました。何年か前の3月、登ったとき
は雪の中から鳥居が顔を出す程度で、這ってもその下をくぐれない
ほど雪が積もっていたのに、まるで別のところのようです。昔、講
中の人たちがここでご来迎したなんてウソのようです。
・山梨県北杜市と長野県伊那市の境
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- 2022年11月25日
- 未選択
山の軽口ばなし「奥多摩・鋸尾根の天狗像」
▼「奥多摩・鋸尾根の天狗像」
【概略】
奥多摩の大岳山は、御前山・三頭山とともに奥多摩三山のひとつ。
この山は神主がかぶる冠のような形なので一名冠山とも呼ぶとい
う。その大岳山から露岩の間の急坂を下り北西に進みます。
やがて鋸のようにギザギザなその名も鋸山、天地山分岐からゴツ
ゴツした鋸尾根を進み、ハシゴや鎖場を過ぎてひょこっと現れる大
天狗と小天狗の石像。そばに石祠もあります。
大天狗像の下部には「奉」の文字、小天狗像の下部には「納」の
文字があり、それぞれに「昭和四六年五月」 、左側に神社の名が
刻んであります。これはこの尾根のすぐ北麓登計(とけ)集落にあ
る新興宗教の神社。
思わずザックを下ろし小休止、お茶を飲みおやつをほおばります。
誰でも同じなのかあとから来るハイカーも次々に休憩。たちまち満
員になってしまいました。
・東京都奥多摩町
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- 2022年11月20日
- 山歩き
山の軽口ばなし「西丹沢・バケモノ沢の野宿訓練」
【概略】
丹沢湖に注ぐ大又沢上流にあるバケモノ沢。かつて支流水晶がと
れ、盗掘されないよう気味の悪い名前をつけたともいいます。
5月のある日「鬼が出るか、蛇が出るか」遊び心で訓練してみま
した。名前が名前のところだけ参加者は計3人。バケモノ沢に着い
た一行は早速野宿の場所を深します。
動物を驚かせないようにしながらたき火を囲み、夕食の準備。山
談義と山の歌に夜も更けていきます。聞こえるのは沢の音と、時々
風に揺れる高い場所の木の枝。
夜半を過ぎ3時にもなると夏の夜明けは早く空が白くなったと思
う間もなくみるみる明るくなります。山の斜面に日が当たるころ起
きだし「鬼は出たか、蛇はどうした?」バケモノモドキの3人が大
笑い。
それにしてもガケ崩れの林道がやたら延びています。さぞかし動
物たちも住みにくかろう。
・神奈川県山北町
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- 2022年11月17日
- 山歩き
山の軽口ばなし「北アルプス水晶岳・水晶池の伝説」
▼「北アルプス水晶岳・水晶池の伝説」
【概略】
黒部の最奥にある水晶岳は天保10(1839)年の古地図には中岳剣
とか中剣岳などと記載。これは立山の北の剱岳のように厳しい山と
いう意味らしい。山頂はふたつに分かれ、三角点のある北峰と南峰
があります。登山道は南側からついています。
しかし南峰の先は道が頼りなくなるため、普通は三角点のある北
峰へは寄らずに引き返すようです。山頂に立つと西麓に水晶池が望
めます。この池にもかつて地元の猟師たちは竜がすむと信じていた
という。
ある夏、岩苔乗越から水晶池に行ってみました。高天原へ向かう
道から分かれ、細い道の草を分けながらいい加減進んだころあらわ
れた水晶池。ナント水が干上がり池の底がヒビ割れていました。こ
れじゃ竜も干からびてしまうわなと苦笑。見上げると水晶岳が遠く
にありました。
・富山県富山市
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- 2022年11月16日
- 山歩き

