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★山の伝承「南ア・大沢岳百間洞山ノ家の病人」


南ア・大沢岳百間洞山ノ家の病人


赤石岳と聖岳の間にある百間洞山の家。かべ板がはずれ夜風が寝て
いる顔に吹きつけ、外にいるのとかわかりません。


この沢には血紅色をしたラディオラリヤ板岩が露出するので赤石沢
と名づけ、その山を赤石岳と呼んだという。


夕食後、小屋の主人が無類の酒好きで飲み残したウイスキーはこの
びんに入れろという。


客が飲み残しを入れるので中はいろいろな酒が交っています。翌朝、
オヤジが神妙な顔をしています。


腎臓の発作で寝たままの登山者がいるという。「100万円かかるけ
ど、ヘリコプター頼もうか」というと首を横に振ります。


オヤジが頭をかかえます。結局、車を林道の入れる所まで来るよう
無線で要請、杖をつきながら歩いて下りたとあとで聞きました。


ちなみに地図で調べてみたら林道終点まで6時間とありました。
・長野県飯田市上村(旧下伊那郡上村)と静岡県静岡市との境。




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★おわり
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★山の伝承「北アルプス・鹿島槍ヶ岳の雪田」

北アルプス・鹿島槍ヶ岳の雪田


富山県側からみて立山の後ろにある鹿島槍ヶ岳は文字通りの後立
山。ところが音読みすると「ごりゅう」です。


まずいことに五竜岳という山が同じ後立山連峰にならんでいます。
後立山とは鹿島槍ヶ岳か五竜岳のことかで大論争になったこともあ
るそうです。


鹿島槍ヶ岳とは長野県大町市鹿島集落にある槍ヶ岳の意味だそうで
す。では鹿島とはなんぞや?かつて地震や災害が続いたとき、山麓
の集落が大被害を受けたいう。


そこで村人は、地震の神として霊験あらたかな茨城県の鹿島大明神
を迎え、川や山、集落の名を改めたという。


8月、白馬岳方面から南を目指して縦走してきました。暑さジリジ
リ。たまらず吊り尾根の雪田に飛び込み、雪で顔を洗う。


裸になっている者、昼寝をする者、それぞれに憩う。冷えた「ゆで
アズキ」が口の中でジワ~。上空は気流が激しいのか、ガスが上が
ったり下がったり。


スプーンを持ったまましばらくボーっとしていました。
・長野県と富山県との境




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★山の伝承「南ア・甲斐駒ヶ岳黒戸尾根」

南ア・甲斐駒ヶ岳黒戸尾根


ここも各地の駒ヶ岳と同じように、馬にちなんだ名前だという。山
梨県側からの登山道の黒戸尾根は、標高差約2200mをほとんど登
りづめです。


3月、小雪の中、刃渡りからはしごを登って「黒戸刀利天狗」と呼
ばれる所へ着きました。


刀利天狗は刀利天のことだという。仏教でいう三十三天にあり、須
弥山の頂上の天にある宮。


薄暗くなりかけたころ、やっと今夜の宿泊の小屋に着きました。凍
り付いた雪をかいて五合目の無人小屋の戸を開けます。


夜半、風も強く吹き出し、明日の天気が気にかかります。暗闇の土
間で小動物が何かをあさる音がします。


雪に埋まる小屋のどこに住むのか。朝、夕べの天気はどこへやら。
見上げる甲斐駒ヶ岳が何という天上のかなた。


それにしてもあの小動物は今夜からまた一匹ぼっち。その生命力の
強さに舌を巻きました。
・山梨県北杜市と長野県伊那市長谷との境




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★山の伝承「高山植物・タカネナデシコと悪霊」

高山植物・タカネナデシコと悪霊


タカネナデシコはカワラナデシコの高山型。山の稜線などで優美な
花を見つけると疲れた足も休まります。


その昔、信濃と飛騨の国境に帰らずの峠と呼ばれる所がありました。
この峠の巨岩に、いつしか悪霊がすみつきました。


峠は悪霊のうめき声と、生臭い風が吹いて村人も気味が悪く近寄り
ません。


悪霊は次第に里にまで降りきては、何日も雨風を吹き荒れさせ、稲
穂までむしって田畑を荒らしつづけました。


村人はほとほと困り果ててしまいました。それを聞いた村一番の暴
れん坊の太郎は梓の弓を背負い峠に向かいました。


しばらくすると風が止み、青空が戻ってきました。村人が峠に行っ
て見ると太郎の放った矢が大岩に根づきナデシコの花が美しく咲い
ていたということです。


ナデシコ科ナデシコ属の多年草
・カワラナデシコの高山型。




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★山の伝承「山梨県・石割山麓内野の天狗社」

山梨県・石割山麓内野の天狗社


富士山の展望台のような山中湖の周辺の石割山から忍野に降り、内
野天狗社からバスで帰る登山者も多い。


ふつう天狗の祠は末社か摂社が多い中で、ここは境内が300坪もあ
る大きな神社です。


中はご本体がなく、ただサカキにご弊をからませてあるばかり。ご
本尊は摩利支天で、明治の半ば、柏木法印という修験者が創始。


摩利支天は天狗に似た通力をもち、火難、水難、賊難排除の守護神
で効験あらたかなため天狗社として祭られたもの。


また戦時中、ここの天狗のお札をお守りにすると弾丸が当たらない
といわれ関東一円からお参りに来たという。


有名になると当局が干渉するのは世の常。ご神体が神道とは違う、
天狗や摩利支天とは好ましからんと武神・武(雍の下に瓦)槌(た
けみかづち)命に変えてしまったということです。
・山梨県忍野村



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