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むら里徘徊 天狗(3)「不思議な女性天狗」

▼むら里徘徊 天狗(3)「不思議な女性天狗」







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メールマガジン・むら里徘徊【野山と里の神仏】(発行:不定期)
発行 【とよだ 時】(ゆ-もぁ-と・民芸画・漫画)
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みなさんこんにちは。また新しく読者登録して下さったみなさん、
よろしくお願いします。



さてきょうの【メールマガジン】は
▼某月某日・山里徘徊 天狗(3)「不思議な女性天狗」




石仏で有名な修那羅峠。中でもこれはめずらしい女性の天狗の石仏
があります。


石像は半分裸で、一見童子風。鼻も高くなく、天狗の形はしていま
せん。


ただ像の両脇に「婆羅門 女天佝」とあり、天狗の狗がケモノヘン
ではなく、「佝」とニンベンになっています。


もっと不思議なのは、婆羅門の文字だという。先人がインドの仏典
には「天狗ノ文(もん)見エズ」とはっきり言っているところ。


まして戒行厳しい婆羅門において女性とは。


そもそも天狗の種類、階級には大天狗、中天狗、木の葉天狗、カラ
ス天狗、狂言に出てくる溝越し天狗や宮天狗、海天狗、川天狗、道
天狗。


そして富士天狗、辰巳天狗、朝日天狗、夕日天狗、平松天狗、てろ
う天狗などさまざまありますが、女天狗というのはどこにも出てき
ません。


石工の案か注文者の指示か、不思議な天狗として、研究家も首をひ
ねっています。
・長野県筑北村と青木村との境


▼↓【画像】と説明【本文】をどうぞ
http://toki.moo.jp/merumaga/nonokami/nokami01.html




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▼終わり
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