山の伝承ひとり画ってん「丹沢表尾根に一の塔がないわけ」
「丹沢表尾根に一の塔がないわけ」
【概略】
丹沢表尾根は、なぜか二ノ塔からはじまり三ノ塔へとピークが続
き、一ノ塔がありません。これについて南麓の秦野市横野地区の神
社にこんな話が伝わっています。
その昔、毎夜山に不思議にひかるものが現れる。村人が登ってみ
ると、突然一つ天空に御神燈が輝き、次に二つ、三つとそれぞれピ
ーク上に灯りはじめます。
そして竜馬に跨った神童が現れ神像を渡し、祀るよういったとい
う。村人は早速最初の燈が灯った横の集落に加羅古神社を造立。
また各々神燈が灯ったところを「二ノ燈」、「三ノ燈」と呼ぶよう
になった。
それがいつか「燈」が「塔」に転訛、いまの呼び名になったのだ
ということです。
・神奈川県秦野市
▼「イラスト」と説明文は下記からどうぞ。
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- 2019年03月09日
- 山の伝承