奥多摩のはなし「行方不明者を呼ぶ今熊山」
奥多摩のはなし「行方不明者を呼ぶ今熊山」
【概略】
安閑天皇東行の時、妃の橘の仲皇女が行方不明になった。ある夜、
天皇の夢枕に「武蔵国今熊山に詣で、祈願せよ」との神のお告げが
ありました。
早速勅使がやって来て山頂の社に祈願、妃の名前を大声で呼んだ
ところ無事発見できたという。以来この山は「呼ばわり山」と呼ば
れ、人捜し、行方不明者を見つけてくれる神として信仰を集めたと
いいます。
以前は時々、神隠しや人さらいでいなくなった子供の名前を呼ぶ
母親の声が聞こえてきたそうです。この山はまた、子供を親元から
「呼ばわって」連れてきてしまう山との意味もあるという。
神が誘拐するとは、あな恐ろしや。山頂で大声で叫ぶのは誘拐犯
に子供を帰せと迫っているわけです。山宮裏の石碑にある天狗の文
字や里宮にうちわの紋章があるのは、その犯人を天狗としているの
でしょうか。
・東京都八王子市
……【さらに本文と出典】は筆者のページで↓
http://toki.moo.jp//merumaga/octama/oct-05.html
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- 2019年10月14日
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