▼山の炉端ばなし「中ア恵那山・前宮ルートの枯れ大ヒノキ」
「中ア恵那山・前宮ルートの枯れ大ヒノキ」
【概略】
前宮ルートは、登山口が川上集落の前宮本社近くにあ
りバス停から歩ける距離。このルートは最も古い登山道
でしたが、台風で被害を受けました。その後深田久弥が
「百名山」で黒井沢ルートを紹介したたため廃道同然。
しかし2001(平成13)年、川上にウエストン公園がオ
ープン、それに合わせて地元の山岳会が整備、42年ぶり
に蘇らせたといいます。ここは一合目から二十合目まで
あり、途中には樹齢数百年の枯れた大ヒノキも行程の目
印になっています。
8月初め、アブに追い回されながら登山開始。途中、
古い石仏や役ノ行者像が迎えてくれ、修験者の山だった
ことが分かります。その夜は満月ひとり占めの満足感を
味わえました。
帰り、形がアオダイショウに似た黒い蛇がやたらに出
没。枯れ大ヒノキの腐った幹の割れ目にも、大きいのが
ジッと動かず張りついているのが神秘的でありました。
・岐阜県中津川市
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- 2023年11月14日
- 山の伝承
▼山の炉端ばなし「奥多摩・今熊山の行方不明探索神」
【概略】
昔、安閑天皇東行の時、妃の橘の仲皇女が行方不明に
なりました。ある夜、天皇の夢枕に「武蔵国今熊山に詣
で、祈願せよ」との神のお告げがありました。早速勅使
がやって来て山頂の社に祈願、妃の名前を大声で呼んだ
ところ無事発見できたといいます。
以来この山は「呼ばわり山」と呼ばれ、人捜し、行方
不明者を見つけてくれる神として信仰を集めたといいま
す。江戸時代は時々、神隠しや人さらいでいなくなった
子供の名前を呼ぶ母親の声が聞こえてきたそうです。
この山はまた、子供を親元から「呼ばわって」連れて
きてしまう山との意味もあるという。神が誘拐するとは、
あな恐ろしや。山頂で大声で叫ぶのは誘拐犯に子供を帰
せと迫っているわけです。
山宮裏の石碑にある天狗の文字や里宮にうちわの紋章
があるのは、その犯人を天狗としているのでしょうか。
・東京都八王子市
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【説明本文】
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- 2023年11月11日
- 未選択
「奈良県吉野・奥千本の西行庵」
「奈良県吉野・奥千本の西行庵」
【概略】
あまりにも有名な吉野のサクラ。そのサクラに惹かれ、
文人墨客がたくさん訪れています。西行法師もそのひと
り。「吉野山こずゑの花を見し日より心は身にもそはず
なりにき」。俗世間を離れて庵を結び3年間、歌をたく
さん残しています。その西行庵が奥千本にあります。
庵の屋根には雑草が生え、いかにも当時のたたずまい
を彷彿とさせます。近くの「苔清水」はいまでも人の生
活に十分な水量を保っています。「とくとくと落つる岩
間の苔清水汲みほすまでもなきすみかかな」(読み人知
らず)と詠んだ人もいたそうです。余談ながら、この歌
もかつては西行の歌と思われていたそうです。
西行庵は平地の開かれた気持ちのいい場所にありま
す。前に整備された東屋も建っています。西行といえば
妻子を捨てて出家したお人。かわいい娘を出家の邪魔に
なると足蹴にしたという伝説まであります。出家の動機
は天皇の后に思いを寄せてしまい、どうにもならなかっ
たのも原因とか。
・奈良県吉野町
【説明本文】
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- 2023年11月07日
- 未選択
「秩父・宝登山(ほとさん)と巨人伝説」
「秩父・宝登山(ほとさん)と巨人伝説」
【概略文】
宝登山は、497mと標高は低いが、
山頂のロウバイ園は
花の時期になると見事。
宝登山は火止山(ほとさん)の
意味でその昔、
日本武尊(やまとたけるのみこと
・『日本書紀』の表記)が
この山で火事にあったが山犬が現れ、
火を消したという伝説に
由来しているとか。
宝登山神社奥社には
山犬のこま犬が建っています。
このあたりは伝説の巨人
デエダン坊の活躍した地帯。
ある日デエダン坊は、
片方のもっこに宝登山を、
もう片方に武甲山を入れて、
尾田藤の長尾根を
てんびん棒にして
担いで歩いていたという。
ところがあまりの重さのため
もっこが破れ、両方の山とも
地面に叩き落ちてしまいました。
武甲山は固かったため
そのまま残りました。
しかし、宝登山を入れたもっこは
落ちたとき割れて、宝登山と
簑山に分かれてしまいました。
傾き落ちたてんびん棒は
次第に木が生えていまの長尾根の山に
なって残っているという
デッカイ話です。
【説明本文】
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- 2023年11月03日
- 未選択
「富士山・一合二合三合と数えるわけ」
「富士山・一合二合三合と数えるわけ」。
【概略文】
富士山など、山の高さを一合、二合と数えます。でも
どうしてそう呼ぶのか不思議ですね。第6代孝安天皇92
年というから、『日本書紀』の記述から西暦になおすと、
紀元前301年にあたる6月のある日、富士山が突然現れ
たというのです。
雲霞が飛び来たって聚(あつ)まり、穀物を盛ったよ
うな形にできあがったというのです。そのため富士山の
異名を「穀聚山」というのだそうです。またその高さを
計るのに穀物を計る単位を使い、富士山頂までを一斗と
見なし、下から一合、二合、三合……と数えました。
そしてそれぞれに地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天
上・声聞・縁覚・菩薩・仏と、仏教でいう「十界」とい
うものをあてたのだそうです。
さらに一合、二合は十佳の因果、三合、四合は十行の
因果、五合、六合は十回向の因果、七合、八合は十地の
因果、九合、十合は等覚位の因果を表しているのだとい
う。なんとも難しい話に迷い込んでしまいました。(『富
士山縁起』ほか)
▼【説明本文】
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