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地震よとまれ!

地震よとまれ!
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某月某日【山の伝承漫画】「奥武蔵子ノ権現の本堂は三角帽子」



子ノ権現は神仏習合のなごりがいまだに濃い。子ノ権現とは「子ノ
聖」のことだという。


平安時代のはじめ、紀伊の国で、子の年のそろいもそろって子の月、
子の日、子の刻に生まれたのが「子の聖」。


成長するにつれ各地を行脚していましたが、悪神たちの憎しみから、
下半身に大やけどを負いました。しかし神の力で助かったという。


以来、子ノ聖は「腰より下を痛めるもの、一心に祈らばその験を得
さしめん」との誓いをたて、それ以来、足腰の守り神になり、大わ
らじと下駄が境内に据えられています。


11月、子ノ権現は木枯らしのなか。本堂をかこんで紅葉が色づいて
います。鐘突き堂のまわりは、わずかに葉を残したモミジの枝が風
に揺れています。


時々「ゴォ~ン」と鐘の音が静かな山中にこだまします。見下ろす
と、本堂の屋根が妙にとがって見えました。
・埼玉県飯能市





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某月某日「山の石仏・修那羅山のささやき様」


某月某日【山の伝承漫画】「山の石仏・修那羅山のささやき様」



ユニークな石神・石仏がならぶ修那羅峠。この石仏群は江戸時代末
から明治にかけての作で、峠近くにある安宮神社を創建した修那羅
大天武命の門人たちの作だとされています。


大天武命は9歳の時から、各地を修行、江戸時代後期ににこの地に
来たという。


それからたくさんの門人を集め、870以上(当時)の石仏群を造
ったという。


石仏には、催促金神、御手鎌持神、コンコンさまなど奇妙な名前が
ついていて、なかでも「ささやきさま」は、その響きから人気をよ
んでいます。


しかしこの石仏は笹を持っていて違和感があります。ささやきは、
笹焼きで野焼きや山焼きを意味するのだといいます。


野焼き、つまり春にはい出る虫の卵を焼く、害虫駆除の神さまだっ
たのです。


そういえば形がいかにも葉虫のような姿をしています。
・長野県筑北村と青木村との境




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某月某日「鳴沢岳のハクサンフウロ」


某月某日【山の伝承漫画】「鳴沢岳のハクサンフウロ」



ハクサンフウロはフウロソウ(風露草)の仲間。なんと風流な名前
ではありませんか。フウロソウとはどんな花でしょうか。


ゲンノショウコだとか、イブキフウロだとか、またハクサンフウロ
の別名だとする図鑑もあります。


高山の湿った草原に生えるものは背丈が違い茎や葉が赤みがかった
りします。紅紫色の花の色も濃かったり淡かったり。


名前は石川県・岐阜県境の白山に産することからついたという。図
鑑に紹介されるものは白馬岳など花の名所ばかり。でも目立ちませ
んがほかの山にも咲いています。


8月、針ノ木雪渓から後立山連峰を北上。やぶ道にあったハクサン
フウロ。無惨にもつぼみがもぎ取られ、また花びらがむしられてい
ます。


それでもけなげにその名にふさわしく、露を含みながら風に吹かれ
ながら咲いているのがいとおしい。
・フウロソウ科フウロソウ属の多年草





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某月某日「木曽御嶽山のコマクサ伝説」


某月某日【山の伝承漫画】「木曽御嶽山のコマクサ伝説」


高山の風当たりの強い砂れき地にポツンと生えるコマクサは、他の
植物をよせつけない場所に生えるため、高山植物の女王といわれて
います。


この草からつくる薬「お百草」は、霊薬として木曽御嶽の名物にな
っています。むかし、修行中の行者が御嶽山に登っていました。


突然おこる激しい腹痛。行者は一心に「般若経」を唱えました。す
るとあらわれた1羽のライチョウ。行者を案内するような身振りで
す。


田の原付近まで来たとき、ライチョウが大きな木の枝に羽を休めま
した。ふと行者の目にとまったコマクサの花。


その花を口にした行者は、激しい腹痛がやんでいるのに気がつきま
した。このような効き目あらたかな薬草は、世の中に知らせるべき
だ。


こうして霊薬「お百草」は白衣の行者たちによって知られていった
ということです。
・ケシ科コマクサ属の多年草・長野県王滝村






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某月某日「大菩薩・石丸峠名由来の石神」


某月某日【山の伝承漫画】「大菩薩・石丸峠名由来の石神」



石丸峠の名は峠からに降りる途中にある石神・石魔羅さまから由来
しているという。


以前、子ども連れ山行で訪れた石丸峠。みぞれ混じりの雪が降りだ
し、上日川峠に逃げ降りる途中、はからずも出会った石魔羅さま。


そばに塩山市の説明板があり、文字は不鮮明ながら文化財として保
存されていました。


20年後の秋、石丸峠に仲間を待たせ石神まで往復しました。こんな
に遠くだったかと思うくらい歩いたころ、クマザサの中に見覚えの
形が登山道わきに顔を出しました。


しかし、いまでは説明版もなく、2代目と書かれた板きれひとつが
ころがっているばかり。モノがモノだけに大っぴらにできないので
しょうか。


ちなみに、江戸時代の地誌『甲斐国志』には、この石神は載ってお
らず、木暮理太郎はその著『大菩薩連嶺瞥見』では、石丸峠名由来
説を疑問視しています。
・山梨県甲州市塩山






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