山のはがき絵「小蓮華山と風切地蔵」
小蓮華山と風切地蔵
新潟県糸魚川市方面から白馬岳方面を見ると、谷奥深く雪をいだい
た峰々がまるで白いハスの花弁に見えるそうです。
そこで越後側では、この周辺の山を蓮華岳と呼び、大蓮華(白馬岳)
のとなりの小さい山を小蓮華と呼んだそうです。
その小蓮華山の大日如来像は「風切地蔵」とも呼ぶそうです。小蓮
華山頂と、ふもとの白馬村落倉集落の風切地蔵、そして柄山(から
やま)峠(長野県白馬村と鬼無里村との境)の風切地蔵は東へ向か
って一直線。
これは冬至の「日の出」と夏至の「日の入」にぴったりと符合。結
界を形づくり、昔からこのラインの南には「魔」が入らないと伝え
られています。
落倉地区にはそんな風切地蔵に感謝してはじまった地蔵祭りの由来
伝説も残っています。
いまでは「落倉の風切地蔵」は、白馬地方や小谷方面などの人たち
に親しまれています。
・長野県小谷村と新潟県糸魚川市との境。
▼「イラスト」と説明文をどうぞ↓
http://toki.moo.jp/merumaga/uusangac/uusangac01.html
★おわり
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- 2016年09月11日
- 山の伝承