明けましておめでとうございます(子年)子の年の子の月の子の日生まれの子の聖(ひじり)
子の日生まれの子の聖(ひじり)
【概略文】
「子(ね)ノ権現」の「子(ね)ノ聖(ひじり)」と続きます。
これにはいわくがあるのだそうです。平安時代初期、紀伊の国とい
うからいまの和歌山県に阿字長者という女性がいました。
この人がある夜、神から剣を口の中に突き通された夢を見ました。
すると処女でありながら懐妊したというのです。そして、十二支の
子(ね)の年の、子(ね)の月の子(ね)の日、子(ね)の刻に出
産。生まれたのが子(ね)ノ聖(ひじり)だという。
子ノ権現の寺の「子(ね)づくし」縁起によると、子の聖はその
後東北の羽黒山に遊行、聖地を求めて般若経を空に投げました。す
るとお経は、遠~く埼玉県奥武蔵のいまでいう「子の山」に落ちま
した。子の聖はお経が放つ光りを頼りにやってきて堂宇を創建しよ
うとしました。
あわてたのはここに巣をくう悪魔どもです。「聖」が寝ている間
に山に火をつけ火事をおこします。しかし天竜が現れ、雨を降らし、
子の聖を助けたという。実はこの山火事は、子ノ聖をねたんだ近く
の高山不動の仕業だとも伝えています。
・埼玉県飯能市
……【さらには】↓
http://toki.moo.jp/merumaga/nengajo/nengajo.html
★おわり
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- 2020年01月01日
- 山の伝承