某月某月「長野、新潟県境・雨飾山の伝説」
長野、新潟県境・雨飾山の伝説
この山は雨や天をまつる山の意だともいわれています。山頂は双耳
峰で、北峰には、石仏が4体とつぶれた石の祠が新潟県向きになら
んで建っています。
江戸後期に、長野県小谷村中土で山頂に十三仏を担ぎ上げたという
話があり、その古文書も発見されています。
十三仏を担ぎ上げたその時、すでにいまの祠があったというから相
当古い祠であること以外、何をまつった祠かなど詳しくは不明です。
先の古文書のもうひとつに「雨錺(かざり)山蘇鉄ガ岩洞の縁起」
というのもあります。
この「蘇鉄が岩屋」という洞窟は奈良時代、行基菩薩がこもって修
行したところという。
中谷集落の人たちはその洞窟を探しに行ったことがあるという。そ
して難行苦難の末、岩屋を見つけたいう。
しかしいまではその場所はどこにあるのか、地元の人も詳細は不明
なのだそうです。
・新潟県糸魚川市と長野県小谷村との境。
▼「イラスト」と説明文をどうぞ↓
http://toki.moo.jp/merumaga/uusangac/uusangac03.html
★おわり
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- 2016年10月01日
- 山の伝承