某月某月「長野県大町市・青木湖の伝説」
長野県大町市・青木湖の伝説
長野県松本駅からJR大糸線で、大町駅を過ぎて間もなく、左側に
湖が3つならんであらわれます。
手前から木崎湖、中綱湖、青木湖で、仁科三湖と呼ぶそうです。
この三湖はそれぞれ「遊びの木崎湖」、「憩いの中綱湖」、「思索の
青木湖」ともいわれ、釣りやキャンプなどで多くの人に親しまれて
います。
仁科の名前は、この地を治めていた豪族の名前からきているという。
この豪族は、伊勢神宮領仁科御厨の御厨司(荘官)である仁科氏で、
次第に勢力をこの地まで拡大してきたという。
この湖にはこんな伝説があります。その昔、湖の西岸で赤牛が子牛
を生みました。
子牛は母と別れ、東岸にすむお百姓さんの家で飼われることになり
ました。
親を呼ぶ子牛の悲しい鳴き声に母牛は湖に飛び込み泳ぐうち、力つ
きて沈んでいった。
以来、青木湖のヌシは赤牛だといわれようになったということです。
・長野県県大町市。
▼「イラスト」と説明文をどうぞ↓
http://toki.moo.jp/merumaga/uusangac/uusangac02.html
★おわり
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- 2016年09月29日
- 山の伝承