むら里の奇神変神「口惜しくても歯ぎしりできない浦島太郎神」
▼むら里の奇神変神「口惜しくても歯ぎしりできない浦島太郎神」
【概略文】
長野県、木曽川河原「寝覚ノ床」に浦島太郎伝説があります。竜
宮城へ婿入りした太郎はある時遠くから聞こえる鶏の鳴き声に、に
わかに故郷を思い出します。
浦島は乙姫の父王に許されて帰国しますが、着いたところが、故
郷と似ても似つかぬ木曾の深山幽谷の中。乙姫は谷川の流れ、咲き
乱れる草花、小鳥のさえずり、さわやかな風に大喜びです。
しかし、月日が経ち土地になれるに従い、ふたりは些細なことで
もけんかをするようになり、ついに乙姫は竜宮城に帰ってしまいま
す。浦島は乙姫が恋しく谷川を歩き回ります。
そんな時、ふと岩陰に見つけた乙姫が持っていた玉手箱。浦島が
ふたを開けると立ちのぼる紫の煙。太郎はたちまちおじいさん。「浦
島ははぐきをかんでくやしがり」という川柳もあります。
開けて口惜しき玉手箱……。なんとも歯ぎしりしたいところです
が、太郎も歯が抜けたご老人。土手をかみ合わせるだけだったとい
うことです。
・長野県上松町
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★おわり
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- 2018年11月27日
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