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伝承と神話の百名山・34「火打山・ライチョウと悪賊八口と大国主」

「伝承と神話の百名山・34」
「火打山・ライチョウと悪賊八口と大国主」


【概略説明】
火打山の名は、隣の焼山の火山の火を、打
ち消してほしいという山麓農民の願いからと
の説。

 また郷土誌『越後野志』という地誌にも「火
打山、難波山ノ南、妙高山ノ北ニテ両山ノ中
間ニ在リ、

 数峰の嶮巌並ビ列ナリ宛モ燧石ヲ並ベ立ル
ガ如シ、故ニ名ツクト云」とあります。

また石英の一種である火打ち石の石材が採
掘できることを示す山名との説もあります。

【▼竜の体】
 このあたり長野県から新潟県境の山々は古
くから竜の体に例えられており、
頭に当たるのが戸隠山、胴は妙高山でシッポ
は火打山(能生白山)だといいます。

 これは戸隠神社の起源が、
九頭竜信仰によることからきているのだそう
です。

 そういえば登山文化史研究家の谷有二氏は
『山名の不思議』のなかで、
このあたりには八口なる悪賊が大国主命(お
おくにぬしのみこと)に退治されたという伝
説が残っており、
悪賊八口が住んだ山が火打山だとしていま
す。

 八口とは八岐の大蛇のことで、
火打山(八口山)には硫化鉄鉱があり、
金属と火と蛇が重なり出雲の大国主勢力が、
越の国の金属資源を求めて侵出してきたと
いう伝説にも一致すると説いています。

ここはライチョウの生息地の北限とか。

9月、山頂が近づくにつれガスがひどくな
ってきます。

 「雷鳥平」の近くで、ライチョウが草の実
をついばんでいます。

 おあつらえに出てきてくれました。

まわりはハクサンコザクラ、ミョウコウトリ
カブトが満開です。

大きなノウゴウイチゴを頬張りました。

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