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山岳伝承はがき画「魚沼三山・越後駒ヶ岳」


魚沼三山・越後駒ヶ岳



越後三山は、魚沼三山とも呼ばれ古くからの信仰の山。越後駒ヶ岳
は八海山、中ノ岳など三山の最高峰。


地元魚沼地方の人たちはこの三山のうち、八海山を前岳(まえんた
け)、中ノ岳を中岳(なかんたけ)、駒ヶ岳を下岳(しもんたけ)と
呼び、総称して三岳(さんたけ)とも呼んでいます。


ここの駒ヶ岳の山名もまた、馬の雪形によるものらしい。


江戸時代後期の『新編会津風土記』に、「春夏の際残雪駒の形をな
す、故(ゆえに)名(なづ)けしとぞ」とあり、山名はこれに由来
しています。


山頂には大山祇命など石碑や、豊斟淳尊(とよくむぬのみこと)の
像があり、北側緩斜面にはハクサンコザクラ、ヒメイワカガミ、ニ
ッコウキスゲなどの高山植物が自生。ここの駒の雪形もいろいろな
農作業はじめる目安に。


春には谷の残雪が白馬や老婆の顔となる変化から種をまき、苗代を
つくる時期を判断しました。


北西麓の小出町からは八十八夜ころ、駒の雪形が山頂直下に見られ
ます。
・新潟県魚沼市と南魚沼市との境。



▼「イラスト」と説明文をどうぞ↓
http://toki.moo.jp/merumaga/uusangac/uusangac01.html





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山岳伝承はがき画「中ア南部・安平路山」


中ア南部・安平路山



中央アルプス南部に安平路山という山があります。山頂は樹林とサ
サに覆われていて山頂の眺めはよくありません。


安平路の由来ははっきりしませんが、かつては平らな山頂が、ササ
をきれいに刈り払った広場になっていた場所だったのかもとされて
います。


安平路山頂の南東側には前安平路山もあり、パラボラアンテナがあ
ります。


かつては南面の登山ルート松川入ルートもありましたが、1969年(昭
和44)8月、神戸の御影高校山岳部一行が、前安平路山の南麓にあ
った蟻ノ巣小屋もろとも、全員が鉄砲水に押し流されるという遭難
がありました。


また、前安平路山のパラボラアンテナ管理のため中部電力は、大西
沢沿いのルートを利用していました。


しかし丸木橋の架け替えがたび重なることもあり、尾根通しに歩く
いまの摺古木山経由のコースに変えたという。


登山口の大平宿は「いろりの里」として山村生活体験ができる観光
施設になっています。
・長野県飯田市と大桑村との境




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▼「イラスト」と説明文をどうぞ↓
http://toki.moo.jp/merumaga/uusangac/uusangac04.html





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某月某日 山旅漫歩゚「大菩薩と3つの峠」

某月某日「大菩薩と3つの峠」



山梨県大菩薩峠には、明治になってから開かれたいまの大菩薩峠と
丹波大菩薩峠と小菅大菩薩峠の三つの峠があります。


丹波大菩薩峠は廃道になった旧大菩薩峠をいいます。いまは新峠を
通り同県丹波村へ続いています。


小菅大菩薩峠は東麓の小菅村へ下る、いまの石丸峠だといいます。
なるほど大菩薩館から小屋平、八十八曲がり、石丸峠を越えて牛ノ
寝を通り小菅に達しています。


かつて峠には子授けの神の石碑があり、女性たちが次々と願をかけ
に登ってきたという。


しかしいまは大菩薩館への途中に3代めの石碑があるのみ。そばに
字がはげ判読不明の塩山ライオンズクラブの説明版が建つのみ。


4月初旬、熊沢山あたりから吹雪になってきました。石丸峠から先
へ行くのはガイドブックの調査をしているという男性一人。


家族連れの私たちはここから下山道に入り、石碑に参拝し避難した
のでありました。
・山梨県甲州市と同県小菅村との境。



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山里徘徊・田園風物詩「山菜採り・つみ草」


▼某月某日・田園風物詩「山菜採り・つみ草」




春も彼岸を過ぎると暖かくなり、野に出かけたくなります。


最近では少なくなったとはいえ、それでもセリやフキノトウなどを
摘みに来ている人を見かけます。


これも風物詩のひとつです。摘み草(山菜採り)は、以前はいまの
花見と同じように、みんなが楽しむ副食採集の年中行事、大昔から
行われていました。


ものの本からの受け売りですが、「春日野の草は緑になりにけり 
若菜摘まむと誰か占めけむ」(『新古今集』)や『万葉集』の歌、ま
た「摘草の人また立ちて巻きけり 素十」などの摘み草の句もあり
ます。


この行事は、平安時代、正月初めの子(ね)の日に行った宮中の野
遊びの「子(ね)の日遊」や、食用の草の芽を引き抜く「小松引(こ
まつひき)」などが起源になっているといわれています。


正月七日に行われる、七草の行事はそのころの名残という人もいる
そうです。


かつては一家総出でワラビとりに出かけたり村中そろってつみ草に
出たりしたそうです。


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いなかの神仏 鬼神「おのれ田村麻呂、またお前か」(有明山魏石鬼)

▼某月某日 いなかの神仏 鬼神「おのれ田村麻呂、またお前か」(有
明山魏石鬼)



平安時代はじめのこと、北アルプス・中房温泉近くの有明山に「魏
石鬼」という鬼が住んでいました。


魏石鬼は自らを八面大王と名乗り、妖術を使って悪行を重ねていた
という。


朝廷の勅命を受けた坂上田村麻呂は、早速八面大王を退治にやって
きましたが鬼は空を真っ暗にし、ふもとに大きな石を雨やあられの
ように降らせます。


田村麻呂が光る魏石鬼の目をねらって矢を放ちますがさっぱり当た
りません。


田村麻呂は、なんとしても魏石鬼を退治したいと長野県栗尾村にあ
る栗尾山満願寺(真言宗豊山派)に祈願します。


満願の夜、仏からのお告げがありました。「山鳥の33の節がある尾
羽で作った矢で射てみよ、必ず大王を退治できるであろう」。


そこで田村麻呂は、住民に公布して山鳥の尾を探しはじめました。
その話を聞いた矢村の若者が、妻からもらったという33節ある尾羽
を持参、田村麻呂に献上しました。


田村麻呂はさっそくその尾で矢を作り、やっと八面大王を退治でき
たといいます。


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