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こんな時でも与太ばなし「こんな時期立山の天狗何してる?」




▼こんな時でも与太ばなし「こんな時期立山の天狗何してる?」

【概略】
 江戸後期、松浦靜山があらわした『甲子夜話』に、天狗たちが立

山の洞窟に集会した話が出てきます。その洞窟は、立山の天狗山近

くの天狗平周辺だという。



 しかし、古い地図では西側の峰(いまの天狗山)を国見岳、東側

の峰(いまの国見山)を天狗平と記されているというから困ります。

これは明治時代以後、誤って西峰を天狗山、東峰を国見山としてし

まったのです。



 この呼び方が定着、いまにつづいているという。現に西の峰は富

山平野を眼下に見下ろすことができ、国見岳にふさわしく、東の峰

は室堂に近く、昔から深夜に天狗倒しの音を聞こえると恐れられて

いた言いつたえとも符合しているという。



 しかしまあ、山の名が入れ替わっていたとしても天狗の伝承の濃

い山に違いはありません。天狗平山荘裏手の沢には水原秋櫻子の句

碑「龍膽や巖頭のぞく剱岳」があるそうです。


・富山県中新川郡立山町。

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http://toki.moo.jp/merumaga/gate-meru/gate05.html

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