こんな時でも与太ばなし「こんな時期立山の天狗何してる?」
▼こんな時でも与太ばなし「こんな時期立山の天狗何してる?」
【概略】
江戸後期、松浦靜山があらわした『甲子夜話』に、天狗たちが立
山の洞窟に集会した話が出てきます。その洞窟は、立山の天狗山近
くの天狗平周辺だという。
しかし、古い地図では西側の峰(いまの天狗山)を国見岳、東側
の峰(いまの国見山)を天狗平と記されているというから困ります。
これは明治時代以後、誤って西峰を天狗山、東峰を国見山としてし
まったのです。
この呼び方が定着、いまにつづいているという。現に西の峰は富
山平野を眼下に見下ろすことができ、国見岳にふさわしく、東の峰
は室堂に近く、昔から深夜に天狗倒しの音を聞こえると恐れられて
いた言いつたえとも符合しているという。
しかしまあ、山の名が入れ替わっていたとしても天狗の伝承の濃
い山に違いはありません。天狗平山荘裏手の沢には水原秋櫻子の句
碑「龍膽や巖頭のぞく剱岳」があるそうです。
・富山県中新川郡立山町。
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- 2020年05月18日
- 山の伝承