山のはがき絵「白山御前峰で発見・ゴゼンタチバナ」
白山御前峰で発見・ゴゼンタチバナ
夏の太陽がギラギラ、肩に食い込むザック。ブナ林も抜け針葉樹林
帯に入りました。
ふき出る汗、ふと登山道沿いに小さな白い花を見つけます。4枚の
白い花は、まわりを何枚もの葉に囲まれ、また茎や葉のわりに大型
で目立ちます。ゴゼンタチバナの花です。
正確には白い花に見えるのは4枚の白い総包片だという。実際の花
は総包片の真ん中にあり、小さくて目立ちません。
この花は高山帯のハイマツの下でも見かけます。ゴゼンタチバナの
「ゴゼン」は北陸にある白山の最高峰御前峰で発見されたからだそ
うです。
また「タチバナ」は、秋にヤブコウジ科のカラタチバナのような赤
い果実をつけることからつけられた名前だといいます。
アイヌ名では「チロンヌプ・フレプ」といい「キツネの赤い実」と
いう意味だそうです。
果実はイヌエット(エスキモー)の人たちが食料にするという。
・ミズキ科ゴゼンタチバナ属の常緑の多年草
▼「イラスト」と説明文をどうぞ↓
http://toki.moo.jp/merumaga/uusangac/uusangac10.html
★おわり
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- 2016年09月06日
- 山の伝承