某月某日「栃木県足尾・庚申山の親子怪人伝説」
某月某日【山の伝承・民俗画】「栃木県足尾・庚申山の親子怪人伝説」
庚申山は庚申塔の総本山。埼玉県のいまの北川辺町麦倉に住んでい
た医師・鈴木弘覚が薬草採りに入山したという。
そして数日、谷川の岩陰で不思議な親子連れが水浴びをしているの
を目撃しました。
長い髪を垂らし、腰には木の葉のようなものをまとっているだけの
裸です。
息を呑んで見入っているうち、やがて3人は連れだって木立の中に
消えていったという。
同行の土地の老案内人は「30年前木こりの先輩と彼らを見たがその
時は子どもはいなかった」と話したという。
どうやらその後、怪人たちの間に子供が産まれていたらしい。鈴木
弘覚は江戸後期の人。
庚申山弘覚坊とも呼ばれた篤志家で医療のかたわら、師弟に学問を
教え、農林振興にも寄与、大いに慕われ敬われたという。
明治27(1894)年、72歳で没すると里人はその徳を讃え、功徳碑を
建てたそうですがまだ確認していません。
・栃木県日光市
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★おわり
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- 2016年10月16日
- 山の伝承