★山の伝承「高山植物・クルマユリ」
高山植物・クルマユリ
高山でおなじみのクルマユリ。群生してお花畑になっています。あ
ちこちで黄金の花の風車がクルクル。
茎の方でも緑の葉の車がクルクル。クルマユリは高山植物。深山高
山のの草原などに生えるだけあって寒さを好みます。
名前のクルマユリは「車百合」のことで、葉が放射状についた点を
車輪の轂(こしき・車の輻(や)が集まる丸い部分)にたとえたも
のだそうです。
そもそもユリはどれも茎の頂に頭でっかちな花をつけるので風に大
きくゆれます。
そこからゆれるが「ユル」に変じて「ユリ」になったという説があ
ります。また鱗片葉が寄り集まっている様子から「寄り」が転化し
たとか、さらに「結(よ)る」が「ユリ」に変化したなどの説があ
ります。
漢字の「百合」も鱗片葉が多く重なっている様子を表したものだそ
うです。くるま百合濡れて穂高のこぼれ雨(望月たかし)。
・ユリ科ユリ属の多年草
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★おわり
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- 2016年02月28日
- 山歩き