山のまん画ばなし「足尾山地・皇海山の剣」
▼「足尾山地・皇海山の剣」
【概略】
皇海山頂、三角点の東側には高さ2mもある青銅の剣が建ってい
て、「庚申二柱大神 奉納 當山開祖 木林惟一」とあり、裏に筆
字で日付けが書かれています。
木林惟一は、東京の庚申講の行者で、庚申山から皇海山へ通じる
道を開き、皇海山を庚申山の奥ノ院にした人という。青銅の剣にあ
る二柱大神とは、この猿田彦と、その妻・天鈿女命のことか。
山の名は、山の形が髪を整えるコウガイに似ているため、笄山と
呼ばれていたが、これにいろいろ当て字し、いつしか皇海になった
という。
ある初夏、鋸山の手前にテントを張り皇海山を往復。登山者は、
群馬県側から車で林道最奧まで乗り入れた日帰り組ばかり。山頂か
ら北に延びるわずかな踏みあと。奥日光の山へつづく道です。遠く
白根山が招いているような気がしました。
・栃木県日光市と群馬県沼田市の境
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★おわり
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- 2022年09月29日
- 山歩き