山の伝承・民俗画「南アルプス甲斐駒・摩利支天」
南アルプス甲斐駒・摩利支天
摩利支天は甲斐駒ヶ岳山頂から東南に孤立した岩峰です。頂上に壊
れた像と、摩利支天を象徴する鉄剣を祀っているのがその名の起こ
りだという。
こんな山に天狗がすみ、時々山麓に現れるという。ある日天狗が木
こりの家に現れ「毎日木の実ばかり喰っている。
たまには米の飯を食ってみたい」。木こりは米の飯をごちそうしま
した。天狗は礼として鳥を手づかみにしてもってきてくれたという。
そして「世話になったが、急用で岩手県の早池峰山に行って来る」
といってヒラヒラ飛んでいきました。
天狗は、頭巾(ずきん)と一本歯の高下駄(げた)を置いていきま
した。頭巾は天狗がいつも頭にかぶっていたもの。
黒の布で作り、12のひだがあり、お互いに結びとめてあります。し
かし驚いたことに頭巾には十六弁の菊の紋章(天皇家の紋章)がつ
いていたということです。
・山梨県北杜市(旧北巨摩郡白州町)
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★おわり
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- 2016年05月25日
- 山歩き