山の炉端ばなし「南ア・赤石岳と南朝の大将軍・宗良(むねなが)親王」
▼「南ア・赤石岳と南朝の大将軍・宗良(むねなが)親王」
【説明概略文」
赤石岳の北側に「大聖寺平」という所があります。こ
の名は南北朝時代、西麓大鹿村大河原に籠居していた宗
良(むねなが)親王の故事による「大小寺平」ちなむと
いわれています。
宗良(むねなが)親王は、南朝後醍醐天皇の皇子。南
北朝廷の争いで信濃国に入り、大河原に幽居。しばしば
赤石岳の山頂に登り、足利氏調伏を祈ったという。
その後、約30年間にわたって大河原を根拠に駿河、武
蔵、上野、越後、美濃、尾張などを転戦ののち、ここで
死去したとされ、この一帯にはいまでも宗良(むねなが)
親王伝説残っています。
荒川岳から南下、荒川小屋を過ぎると大河原方面へ下
る分岐で、指導標とケルンが建っています。このあたり
の平坦地が大聖寺平。
近くに霊神碑などもあり、そんな歴史を秘めたところ
とはとても思えません。登山者は黙々と赤石山頂をめざ
します。
▼【詳細はtoki.mooページで】↓
https://toki.moo.jp/mail-maga/gate-mail/gate09.html
…………………………………
……【広告】……
▼【おもしろ山と田園の本】筆者のHP(toki.moo)↓
https://toki.moo.jp/cd-mihon/cd-mihon.html
・『日本百名山の伝説・神話』百名山には載らない伝記伝承
・『新・丹沢山ものがたり』山と渓谷社刊に大幅加筆しました
・『全国の山・天狗ばなし』山の妖怪天狗とはなんだ?
・『続・山の神々いらすと紀行』東京新聞刊(旧岳人)の続本
・『ふるさとの神々何でも事典』いなかのヘンな神さまたち
・『続・ふるさとの神々何でも事典』いなかの変な神様の続本
・『家庭行事なんでも事典』大切にしたい家庭の行事
・『健康(クスリになる)野菜と果物』主婦と生活社出版の本
・『ひとの一生なんでも事典』何のためにある通過儀礼
・『ふるさと祭事記(歳時記)』なつかしいふるさとの行事
・『野の本・山の本』「子供の科学」誌連載をまとめて出版
…………………
▼【発売中】▼
ヤマケイ新書 (漫遊・漫筆)『日本百霊山』 (山と渓谷社)
山は神仏や精霊、天狗や怪異と出会う霊域。
・ヤマケイ 『日本百霊山』ホームページ:
https://www.yamakei.co.jp/products/2816510380.html
★おわり
……………………………………………………
PR
- 2023年05月30日
- 山歩き