山の炉端ばなし「房総の旧跡・おせんころがし」
【概略文】
地図をみると外房海岸に「おせんころがし」という所があります。
昔は断崖続きで難所だったそうです。ここの領主は強欲で領民は高
い年貢に苦しんでいました。
領主には「お仙」という娘がおり、領民の味方で、みんなにした
われていました。しかし、領主はますます年貢を上げ放題。お仙が
いくら頼んでも聞き入れません。やさしいお仙は悩み苦しみました。
ある秋の祭りの夜、ついに領民は領主を断崖から突き落としまし
た。翌朝、断崖に行って見るとそれは父親の衣装をまとったお仙で
した。父親の身代わりになったのです。現場の断崖にはいまは立派
な石碑が建っています。
かつて房総半島を横に、東京湾側鋸山から3泊で縦走できたもの
でした。房総は標高は低いですが山が深く、起伏に富み楽しい山歩
きができました。しかし採石業者が尾根を削り縦走路を通せんぼ。
清澄山周辺ではヤマヒルもウジャウジャ。いまでは薮山になってし
まいました。
・千葉県勝浦市と鴨川市との境
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★おわり
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- 2023年06月05日
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