★山の伝承「丹沢尊仏・お塔岩の塔ノ岳」
丹沢尊仏・お塔岩の塔ノ岳
東京付近の人なら誰でも一度は登ったことのある山・丹沢の塔ノ
岳。
かつて、この山の頂上北西側に尊仏と呼ばれる突き出た塔のような
形の大岩があり、拘留尊仏(くるそんぶつ)という仏さまををまつ
ってありました。
塔ノ岳の名はそこから来ているといいます。ここはかつては5月15
日がお祭りで、村人は稲、麦、粟、陸稲などの穂を持って登りお塔
に供え、種子を交換しあったという。
また、お塔の下の土を掘り持って帰り、田畑にまいて豊作を祈った
りしました。
しかし、この岩も土を掘りすぎたのか、1923年(大正12)の関東
大震災の翌年の1月15日、再び起こった地震にもろくも、コナゴ
ナになって北西側の大金沢にくずれ落ちてしまったそうです。
いまは岩の根元だけが残って、春になるとコイワザクラがびっしり
花を咲かせ、訪れる登山者を楽しませてくれます。
・神奈川県秦野市と山北町、清川村との境。
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★おわり
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- 2016年02月17日
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