★山の伝承「石仏紀行・羅漢さんと名月」
石仏紀行・羅漢さんと名月
「月々に月見る月は多けれど月見る月はこの月の月」という歌があ
ります。
この歌は、月が8回出ているために陰暦8月の十五夜(中秋の名月)
を意味するのだという。
もともとは宮中の女官たちが中秋の名月をめでて歌ったものだそう
ですが作者は不詳だといいます。
埼玉県川越市の喜多院は天台宗星野山無量寿寺喜多院と称し、平安
時代前期に慈覚大師(円仁)が草創。境内にならぶ五百羅漢は寺宝
にもなっています。
羅漢さんとは悟りを開き功徳が備わった仏教修行者。羅漢さんには
十六羅漢と五百羅漢があるそうです。
五百羅漢はお釈迦さまのもとで修行した500人の聖者で、お釈迦さ
まが入滅後は、仏教のお教えをまとめることを目指し、それぞれの
道に進みました。
この500人の羅漢さんの名前などははっきりしないという。ここ喜
多院の羅漢さんたちも、ひとり瞑想にふけるもの、大笑いするもの、
怒るもの、寝そべるもの、頭をかくもの、どれを見ても表情豊かで
す。
そのなかになにやら耳打ちしながら談笑する姿の石像を見つけまし
た。
・埼玉県川越市。
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★おわり
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- 2016年02月14日
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