★山の伝承「南アルプス・赤石岳と椹島」
南アルプス・赤石岳と椹島
赤石岳といえば、1926年(大正15)、大倉喜八郎が88歳の高齢を
おして、特別注文の山カゴに乗り、人夫200人を従えて椹島から赤
石山頂への大名登山が有名です。
大倉喜八郎といえば、大倉財閥を一代で築いた政商。当時、このあ
たりの山林はすべて大蔵喜八郎のもの。荒川小屋はこの時初めて建
てられたのだそうです。
いま南アルプスのほとんどの山小屋はその系統の東海パルプ関連の
施設です。
ある年の8月、千枚岳から二軒小屋間で足を痛めてやっとたどり着
いた登山口椹島ロッジ。
構内の隅に創業者大倉喜八郎の記念碑があるのを見つけました。喜
八郎は狂歌をよくし「鶴彦」の号まであったという。
記念碑には「赤石のやまのうてなに万歳を唱ふる老も有難の世や」
(大正一五年八月七日 赤石岳絶頂を極む 九十翁大倉鶴彦)と刻
まれています。
・静岡市葵区。
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★おわり
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- 2016年02月13日
- 山歩き