むら里徘徊 「奥多摩・人捜しの神」
▼某月某日・むら里徘徊 「奥多摩・人捜しの神」
南北朝時代、安閑天皇東行の時、妃の橘の仲皇女が行方不明になっ
た。ある夜、天皇の夢枕に「武蔵国今熊山に詣で、祈願せよ」との
神のお告げがありました。
早速勅使がやって来て山頂の社に祈願、妃の名前を大声で呼んだと
ころ無事発見できたという。
以来この山は「呼ばわり山」と呼ばれ、人捜し、行方不明者を見つ
けてくれる神として信仰を集めたといいます。
以前は時々、神隠しや人さらいでいなくなった子供の名前を呼ぶ母
親の声が聞こえてきたそうです。
この山はまた、子供を親元から「呼ばわって」連れてきてしまう山
との意味もあるという。
神が誘拐するとは、あな恐ろしや。山頂で大声で叫ぶのは誘拐犯に
子供を帰せと迫っているわけです。
山宮裏の石碑にある天狗の文字や里宮にうちわの紋章があるのは、
その犯人を天狗としているのでしょうか。
・東京都八王子市
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- 2017年01月23日
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