奥多摩三頭山・田原藤太が七ツ石の将門を射る
奥多摩三頭山・田原藤太が七ツ石の将門を射る
【概略文】400字
石尾根七ツ石山にはおよそ7つの石が人の形をして立っていま
す。平安時代、叔父の平良兼と仲違いを越した平将門は、ついに承
平天慶の乱を起こし、伯父の常陸大掾(だいじょう)国香を殺害。
さらには関東全体を統治しました。
しかし、平貞盛、藤原秀郷ら連合軍に討たれます。この乱の時、
将門たちは奥多摩の奥深く逃げ込みました。それを追ってきた田原
藤太は三頭山山頂からはるか彼方、石尾根の七ツ石山で動く人影。
将門に違いない。ですが、同じ格好の武者が7人ならんでいて本物
がどれか分かりません。
田原藤太は日ごろ信仰する成田山(千葉県成田市)の不動さまに
祈ったところ、「6人は影武者のわら人形である。朝、顔を洗う時、
湯気が立って白い息を吐くのが将門である」とのお告げがありまし
た。
藤太は白い息を吐く将門に向かって矢を放ちました。矢は、ねら
い違わず将門のあたったという。とたんに7人の将門は岩になって
しまったという。
東国武士魂あふれる平将門を慕う奥多摩付近の人々は、いまでも
田原藤太に助言した成田山にはお参りしないといいます。
・東京都と山梨県の境
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- 2019年10月29日
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