山の伝承ひとり画ってん。「丹沢塔ノ岳・尊仏ツァンの大岩」
「丹沢塔ノ岳・尊仏ツァンの大岩」
【概略文】400文
丹沢の塔ノ岳には昔、山頂北側に、仏像に似た大岩・尊仏岩があ
り、庶民の信仰を集めていたといいます。しかし、1923年(大正12)
年の関東大震災が起こり、その翌年の余震で、大岩はコナゴナにな
って、北西側直下の大金沢にくずれ落ちたといいます。
ここには狗留尊仏がまつられていて、干ばつのときは、雨乞いの
場になっていました。岩の高さは1丈とも3丈とも、また5丈8尺
あったともいわれていますから、いずれにしても大岩だったわけで
す。
4月、尊仏山荘でイラストの個展を開催させて戴き、その最中の
に大岩を訪れてみました。くずれたなごりの尊仏岩は急なガケにへ
ばりついて裏から測るのと表からでは大きな差。
これでは測り具合で高さが違ってくるわけです。満開のコイワザ
クラの中、首をとられた仏像がコケむしていました。
・神奈川県秦野市と山北町、清川村との境
▼「イラスト」と説明文は下記からどうぞ。
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- 2019年01月29日
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