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山岳伝承はがき画「ひつしほわちわち・浅間山」

ひつしほわちわち・浅間山



浅間山の噴火は、有史以来1900年(明治33)まで記録に見えるだ

けでも44回にもなるというからかなりな暴れ山。



なかでも1783年(天明3)の噴火はまれに見る大爆発で、88日間

も活動がつづき、最後に「鬼押し出し」が噴き出しました。



熱泥流は鎌原村を襲い、全村が埋没。大笹村の無量院の住職の手記

とされる「浅間大変覚書」には「時々山の根頻りにひつしほひつし

ほと鳴り、わちわちと言より、黒煙一さんに鎌原の方へ……」と熱

泥流が鎌原村へ押し寄せていったと記し「天明の浅間焼け」と呼ば

れました。



これに関連し不思議な話があります。ある農家で井戸を掘っていた

ら、洞穴の中に2人の人がいた。



幾年前だったか分からないが、浅間焼けの時、土蔵の中へ移った。

私どもは、蔵にあった米や酒を飲み食いし生き延びたという。つま

り33年間も地中で暮らしてきたというのです。



早速、代官所に連絡、引き上げようとしましたが、長年の地下暮ら

し、急に地上へ上げると、風に当たり死んでしまうかも知れないと、

徐々に外気に当たらせ食物を与えていったということです。


・群馬県吾妻郡嬬恋村(つまごいむら)と長野県北佐久郡軽井沢町、

御代田町(みよたまち)の境。



▼「イラスト」と説明文【本文】をどうぞ↓
http://toki.moo.jp/merumaga/uusangac/uusangac04.html





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★おわり
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