山旅通信「丹沢ヤビツ峠・菩提峠岳の台の風神」
【概略文】
昔の人は、姿がないのに突如として吹き荒れ、またしずまる風を
不思議に思い、風神として大いにおそれ畏敬の念をあらわしました。
この風神をしずめるため、ご機嫌をとってお祭りをしたりします。
また、鎌を竿の先に結びつけて庭先に立てて、風を切る祭りをしま
す。
ここ神奈川県秦野市のヤビツ峠からほど近いくぼ地には風神の石
祠があります。ここは、東側の大山と西方の塔ヶ岳の間にあり、間
を風が吹き抜けるため、ふもとの菩提地区では農作物などの被害が
悩みのたねだったといいます。
そこで村人は風神をまつり、しずめようと石祠を建てて祭ったも
のだそうです。石祠は屋根が欠け、コケがむして訪れる人もいませ
ん。それでも、いつあげたのか10円玉が青くさびてころがっていま
した。
『古事記』や『日本書紀』に出てくるようなリッパな神々は別と
して、私たち庶民には、風袋を背負ったあの民間の風神サンのほう
が親しみがあります。
・神奈川県秦野市。
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天狗や鬼、妖怪は、神としてまつられる……
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- 2019年02月06日
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