某月某日 天狗の山々「栃木県古峰ヶ原」
▼天狗の山々「栃木県・古峰ヶ原」
古峰神社は、もと山伏の道場でしたが、明治の廃仏棄釈で神道に
切り替えた神社。しかし参拝者は古くからの天狗がお目当て。天狗
の名は隼人坊。
大峰山の前鬼後鬼の子の妙鬼童とされ、山伏宿の石原家は代々前
鬼隼人坊を名乗り、祖先はこの妙鬼童だとされています。
江戸時代の文政7年、水野出羽守が日光奥山の天狗たちに、古峰
ヶ原の隼人坊の名で「来年、将軍家が日光に来るので山中の天狗は
当日は他の山に撤去するよう」との高札を建てた文書が残っていま
す。
家康の化身だという日光の天狗・東光坊が押さえきれなかった天
狗たちも隼人坊にはかなわなかったというエピソードです。
ここは三つの石が重なっている古峰神社の奥社。抜けるような青
空。ベンチに陣取りガスに火をつけます。
ラーメンがやたらとうまい。時間が止まったようなひとときでし
た。
・栃木県鹿沼市
▼古峰ヶ原三枚石【データ】
【所在地】
・栃木県鹿沼市。東武鉄道日光線新鹿沼駅からバス、終点古峰神社
下車。さらに歩いて2時間で三枚石。お堂と石碑、ベンチなどがあ
る。地形図に三枚石の地名と鳥居マークのみ記載。
【位置】
三枚石:北緯36度38分19.48秒、東経139度30分34.32秒
【地図】
・2万5千分の1地形図「古峰原(宇都宮)」
【参考】
・『山岳宗教史研究叢書・8』(日光山と関東の修験道)宮田登・宮
本袈裟雄編(名著出版)1979年(昭和54)
・『図聚 天狗列伝・東日本編」知切光歳著(三樹書房)1977年(昭
和52)
・『天狗の研究」知切光歳(大陸書房)1975年(昭和50)
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- 2018年10月19日
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