自然は友だち「冬芽冬越し、春を待つ」
「冬芽冬越し、春を待つ」
山の植物にとって待ち遠しい春。冬芽で、ロゼット葉で、地下茎で、
春の準備をしています。
固い皮でおおわれているのはサクラの仲間、ツバキ、モモ、カキ、
ヤマブキやツツジ類の冬芽。
ウロコのような鱗片でおおわれています。冬芽をミンクの毛皮を着
たように、やわらかい毛で守っているのはモクレン、アオギリ、コ
ブシの仲間。
ねばねばしたヤニのような粘着液を芽の表面や鱗片のすき間につけ
て雨水や虫を寄せつけないのがトチノキの冬芽。
また、地面に根生葉でへばりつき、冬の日光をもらさず吸収し、地
熱を逃さず、北風も頭上をやり過ごそうとするのがロゼット葉。
葉が中心部ほど幅が狭く先へ行くほど広くなって冬のうすい日光を
吸収するためだといいます。
このように冬芽をつくったり、地面にへばりついたり、葉をたたん
だりとそれぞれ植物たちも一生懸命です。
(拙著『野の本・山の本』冬編から抜粋しました)
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- 2017年01月25日
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