野の本山の本【炉端ばなし】「奥多摩川苔山登山道の・大根の山ノ神さま」
▼【炉端ばなし】「奥多摩川苔山登山道の・大根の山ノ神さま」
奥多摩三頭山にオツネの泣坂があります。その昔、お屋敷に働くオ
ツネは、美男僧・香蘭と深い仲に。心配した住職は、香蘭を山梨県
の寺に移しました。
しかしオツネは忘れられず、毎夜のように訪ねて行きます。短い逢
う瀬を終え、急いで帰りますが三頭山を過ぎたあたりの坂になると
東の空が明けてきます。
「ああ、夜が明けてしまう。旦郷さまに知られたらどうしよう」。
オツネは泣きながら坂を駆け下ります。
こうしてついた地名がオツネの泣坂。この坂にはヤマグリがたくさ
ん落ちていました。
10月、三頭山にとりつくころぐずつきはじめていた空は下るころに
はもうポツポツと降り始めました。
急坂の岩がぬれて、拾ったヤマグリを抱えツルツル。ところがこの
クリゆでては見たが食べるには小さすぎ、結局捨ててしまった。欲
深の泣き坂でありました。
・東京都奥多摩町
▼↓【ゆ-もぁイラストと本文】とデータ、参考文献もどうぞ
http://toki.moo.jp/merumaga/nonoyama/noyama05.html
………………………………
・【とよだ 時】の仕事部屋へもどうぞ。
http://toki.moo.jp/shigoto/
▼終わり
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奥多摩三頭山にオツネの泣坂があります。その昔、お屋敷に働くオ
ツネは、美男僧・香蘭と深い仲に。心配した住職は、香蘭を山梨県
の寺に移しました。
しかしオツネは忘れられず、毎夜のように訪ねて行きます。短い逢
う瀬を終え、急いで帰りますが三頭山を過ぎたあたりの坂になると
東の空が明けてきます。
「ああ、夜が明けてしまう。旦郷さまに知られたらどうしよう」。
オツネは泣きながら坂を駆け下ります。
こうしてついた地名がオツネの泣坂。この坂にはヤマグリがたくさ
ん落ちていました。
10月、三頭山にとりつくころぐずつきはじめていた空は下るころに
はもうポツポツと降り始めました。
急坂の岩がぬれて、拾ったヤマグリを抱えツルツル。ところがこの
クリゆでては見たが食べるには小さすぎ、結局捨ててしまった。欲
深の泣き坂でありました。
・東京都奥多摩町
▼↓【ゆ-もぁイラストと本文】とデータ、参考文献もどうぞ
http://toki.moo.jp/merumaga/nonoyama/noyama05.html
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・【とよだ 時】の仕事部屋へもどうぞ。
http://toki.moo.jp/shigoto/
▼終わり
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- 2015年07月04日
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