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山の軽口ばなし「北アルプス水晶岳・水晶池の伝説」



▼「北アルプス水晶岳・水晶池の伝説」

【概略】
 黒部の最奥にある水晶岳は天保10(1839)年の古地図には中岳剣
とか中剣岳などと記載。これは立山の北の剱岳のように厳しい山と
いう意味らしい。山頂はふたつに分かれ、三角点のある北峰と南峰
があります。登山道は南側からついています。

 しかし南峰の先は道が頼りなくなるため、普通は三角点のある北
峰へは寄らずに引き返すようです。山頂に立つと西麓に水晶池が望
めます。この池にもかつて地元の猟師たちは竜がすむと信じていた
という。

 ある夏、岩苔乗越から水晶池に行ってみました。高天原へ向かう
道から分かれ、細い道の草を分けながらいい加減進んだころあらわ
れた水晶池。ナント水が干上がり池の底がヒビ割れていました。こ
れじゃ竜も干からびてしまうわなと苦笑。見上げると水晶岳が遠く
にありました。
・富山県富山市

▼【本文】https://toki.moo.jp/mail-maga/gate-mem/membe05.html

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山旅通信【ひとり画っ展】郵送終了のお知らせ


 いつも山旅【画っ展】をご愛読下さり、有り難うございます。
 さて、最近の異常な物価高騰の波は、こんな弱小通信にまで容赦
なく押し寄せ、電器量販店、文房具店等に行くたびに、値段が上が
っています。通信制作経費をいろいろと工夫を致しておりますが、
個人の努力では、如何ともし難い状態なってまいりました。

 以上のようなことから誠にもって残念ながら、40余年郵送続け
たこの通信も本年12月をもって、毎月の郵送を終了することになりま
した。2023年01月からは無料開放とし、私のホームページの
https://toki.moo.jp//gaten/
の最後尾号に掲載致します。永い間のご購読有難うございました。

 【ひとり画っ展】の創作はこれからも続け、上記ホーページに発
表していきますので、どうぞよろしくお願い致します。
 なお、会費継続中の方には、会費終了月まで毎月郵送させて戴きま
す。

山旅通信【ひとり画っ展】の会
【とよだ 時】
https://toki.moo.jp/

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山のまん画ばなし「奈良、三重県境・大台ヶ原の怪物と日出ヶ岳」


▼「奈良、三重県境・大台ヶ原の怪物と日出ヶ岳」

【概略】
 大台ヶ原付近の牛石原は大蛇ぐらへの入口あたりにあります。近
くの牛石は「一本ダタラ」の伝説をを持っています。昔、このあた
りはさまざまな妖怪の住処だったという。

 ある日修行僧がやってきて妖怪たちを牛石に封じ込めましたが、
一本足・一つ目の「一本ダタラ」だけが逃げてしまいました。妖怪
は年一回、付近を通る旅人を襲って食べるといいます。

 猟師が死闘の末、怪物を撃ち取ってみたところ、正体は背中に笹
を生やした大イノシシだったと伝えています。「登大台山記」とい
う古書に「大禿に牛石があり、昔、役ノ行者が牛鬼を押さえた場所
で、そのふせ残りを理源大師がこの牛石に封じ込めたという。

 この石にさわれば白日瞑闇になり「咫尺モ弁ゼザル」にいたると
いい、猟師も恐れて近よらず」との意味の記述があるという。
・奈良県上北山村と三重県大台町との境

▼【本文】https://toki.moo.jp/mail-maga/gate-mem/membe03.html

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山のまん画ばなし「日本最奥の秘境・北アルプス高天ヶ原竜昌池」


▼「日本最奥の秘境・北アルプス高天ヶ原竜昌池」

【概略】
 雲ノ平は標高2500~2700m。面積25万平方mの広大な平坦地。雲
ノ平の名は信州側でつけたもの。越中側では大中原と呼んでいたと
いいます。江戸時代後期、享和3(1803)年の古地図にその名が記
載されているということです。

 その雲ノ平から温泉が流れる沢のある高天原は北側直下にありま
す。高天原温泉は標高2200mで日本第3位の高さ。そこからさらに
奥に誰が名づけたか、夢の平という別天地があります。続いている
わずかな踏みあとを膝ほどの草をかき分け進むと、開けた湿原の竜
晶池に出ました。

 池のほとりからは薬師岳が望めます。東側に見上げる水晶岳から
赤牛への稜線。俗世とかけ離れた静かな時間が流れます。そんなな
かで池のほとりのニッコウキスゲにとまったオニヤンマの目が動
き、横目になってジッとこちらを見ていました。
・富山県富山市。

▼【本文】https://toki.moo.jp/mail-maga/gate-mem/membe01.html

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山のまん画ばなし「栃木県・庚申山鋸山のテント」



▼「栃木県・庚申山鋸山のテント」

【概略】
 路傍でよく見る庚申塔。これは庚申の夜、お堂に集まって講を組
み健康長寿を願ったもの。その庚申信仰の大本山・庚申山(1892m)
は奇岩がならび昔から信仰の山として栄えました。

 この庚申山の奥山が皇海山(2144m)。皇海山は庚申山の山頂に
ある三角点を越えて薬師岳から鋸尾根を越え、屹立する鋸山から急
坂を下り登り返した先にあります。

 かつては交通が不便でなかなか訪れることもできなかった山でし
たが、近年は近くまで林道が通じ車で来る人も多い。庚申山はガス
の中。途中、不明瞭な山道が左へ直角に曲がるところで鹿が荒らし
た場所がありウロウロし時間を取られました。

 結局時間切れですぐ先の薬師岳にテントを張りました。翌朝は雲
一つない快晴。空中のように見える鋸山のせまい頂きに誰かのテン
トが朝日に当たっていました。
・栃木県足尾町

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