忍者ブログ
< 04月 | 12345678910111213141516171819202122232425262728293031 | 06月 >
Home > 山の伝承 > 山のはがき絵「中ア・百もの山を越える越百山」

山のはがき絵「中ア・百もの山を越える越百山」


中ア・百もの山を越える越百山



中央アルプスに空木岳(うつぎだけ)の南方にある越百山はこんも
りとしてまんじゅうのような形をしています。


これで「こすも山」と読むそうです。標高は2613.2mもあるのに、
山頂の土が露出しているのも特徴的です。


山名の越百とは、この山脈を北方の木曽駒ヶ岳から縦走すると、あ
まりにも遠く、百もの(いくつもの)山々を越えてやっとつくよう
な山だといわれます。


実際、木曽駒ヶ岳から縦走してくると、アルペン的縦走路は越百山
で終わります。


昔も、木曽駒ヶ岳から越百山一帯までを、空を駈ける竜に見たてて、
おおざっぱに駒ヶ岳といっていたといいます。


ここより南は里山的なヤブ山で、展望もきかなくなり多くの登山者
は縦走をうち切り、伊那谷や木曽谷に下山していきます。


このあたりは遅くまで残る雪田がなく、あまりお花畑が見あたらな
く、風化した砂礫帯でイワツメクサ、ヒメウスユキソウ、トウヤク
リンドウなどがチラホラ見られる程度。


山頂の南側から南越百山への標高2450m~2500mあたりの一帯が
ハイマツ群落の南限。


南越百山を境にして高山帯と亜高山帯に分かれるのだそうです。
・長野県大桑村と飯島町との境。



▼「イラスト」と説明文をどうぞ↓
http://toki.moo.jp/merumaga/uusangac/uusangac08.html







★おわり
………………………………………………………………………………

拍手[0回]

PR
▲page top

▲page top