★山の伝承「南ア・甲斐駒ヶ岳黒戸尾根」
南ア・甲斐駒ヶ岳黒戸尾根
ここも各地の駒ヶ岳と同じように、馬にちなんだ名前だという。山
梨県側からの登山道の黒戸尾根は、標高差約2200mをほとんど登
りづめです。
3月、小雪の中、刃渡りからはしごを登って「黒戸刀利天狗」と呼
ばれる所へ着きました。
刀利天狗は刀利天のことだという。仏教でいう三十三天にあり、須
弥山の頂上の天にある宮。
薄暗くなりかけたころ、やっと今夜の宿泊の小屋に着きました。凍
り付いた雪をかいて五合目の無人小屋の戸を開けます。
夜半、風も強く吹き出し、明日の天気が気にかかります。暗闇の土
間で小動物が何かをあさる音がします。
雪に埋まる小屋のどこに住むのか。朝、夕べの天気はどこへやら。
見上げる甲斐駒ヶ岳が何という天上のかなた。
それにしてもあの小動物は今夜からまた一匹ぼっち。その生命力の
強さに舌を巻きました。
・山梨県北杜市と長野県伊那市長谷との境
▼画像をどうぞ↓
http://toki.moo.jp/merumaga/uusangac/uusangac06.html
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・【仕事部屋】へもどうぞ: http://toki.moo.jp/tacoroom/
………………………………………………………………………………
★おわり
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ここも各地の駒ヶ岳と同じように、馬にちなんだ名前だという。山
梨県側からの登山道の黒戸尾根は、標高差約2200mをほとんど登
りづめです。
3月、小雪の中、刃渡りからはしごを登って「黒戸刀利天狗」と呼
ばれる所へ着きました。
刀利天狗は刀利天のことだという。仏教でいう三十三天にあり、須
弥山の頂上の天にある宮。
薄暗くなりかけたころ、やっと今夜の宿泊の小屋に着きました。凍
り付いた雪をかいて五合目の無人小屋の戸を開けます。
夜半、風も強く吹き出し、明日の天気が気にかかります。暗闇の土
間で小動物が何かをあさる音がします。
雪に埋まる小屋のどこに住むのか。朝、夕べの天気はどこへやら。
見上げる甲斐駒ヶ岳が何という天上のかなた。
それにしてもあの小動物は今夜からまた一匹ぼっち。その生命力の
強さに舌を巻きました。
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- 2015年12月21日
- 山歩き