★山の伝承「高山植物・タカネナデシコと悪霊」
高山植物・タカネナデシコと悪霊
タカネナデシコはカワラナデシコの高山型。山の稜線などで優美な
花を見つけると疲れた足も休まります。
その昔、信濃と飛騨の国境に帰らずの峠と呼ばれる所がありました。
この峠の巨岩に、いつしか悪霊がすみつきました。
峠は悪霊のうめき声と、生臭い風が吹いて村人も気味が悪く近寄り
ません。
悪霊は次第に里にまで降りきては、何日も雨風を吹き荒れさせ、稲
穂までむしって田畑を荒らしつづけました。
村人はほとほと困り果ててしまいました。それを聞いた村一番の暴
れん坊の太郎は梓の弓を背負い峠に向かいました。
しばらくすると風が止み、青空が戻ってきました。村人が峠に行っ
て見ると太郎の放った矢が大岩に根づきナデシコの花が美しく咲い
ていたということです。
ナデシコ科ナデシコ属の多年草
・カワラナデシコの高山型。
▼画像をどうぞ↓
http://toki.moo.jp/merumaga/uusangac/uusangac06.html
・【山のはがき画読者募集】: http://toki.moo.jp/hagakiga/
・【仕事部屋】へもどうぞ: http://toki.moo.jp/tacoroom/
………………………………………………………………………………
★おわり
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タカネナデシコはカワラナデシコの高山型。山の稜線などで優美な
花を見つけると疲れた足も休まります。
その昔、信濃と飛騨の国境に帰らずの峠と呼ばれる所がありました。
この峠の巨岩に、いつしか悪霊がすみつきました。
峠は悪霊のうめき声と、生臭い風が吹いて村人も気味が悪く近寄り
ません。
悪霊は次第に里にまで降りきては、何日も雨風を吹き荒れさせ、稲
穂までむしって田畑を荒らしつづけました。
村人はほとほと困り果ててしまいました。それを聞いた村一番の暴
れん坊の太郎は梓の弓を背負い峠に向かいました。
しばらくすると風が止み、青空が戻ってきました。村人が峠に行っ
て見ると太郎の放った矢が大岩に根づきナデシコの花が美しく咲い
ていたということです。
ナデシコ科ナデシコ属の多年草
・カワラナデシコの高山型。
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- 2015年12月20日
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