忍者ブログ
< 04月 | 12345678910111213141516171819202122232425262728293031 | 06月 >
Home > 山歩き > 柳田國男「ならぬ柿の木」

柳田國男「ならぬ柿の木」

わが家に「甲州百目」という大きな渋柿のなる木があります。それ
とは別に甘柿の富有柿があるのですが、植えてから一度も実がなり
ません。

昔は、実のならない柿の木は神聖視されていたといいます。「今昔
物語」にも出てきて、柳田國男も「不幸なる芸術」の中で触れてい
ます。

そうか、それなら大事にしてみようか。てなわけで、狭い庭に10
数年邪魔もの扱いもしないで見守ってきました。

それがことしからなりはじめてしまったのです。なんだなってしま
えばただの柿の木。神秘でも何でもありません。

なぜかがっかりしながら食べてみると、ん!いけるっ。これうまい
じゃん。

それからは根もとをきれいにして、肥料をやってみようなどと話が
変わりました。やはり「食べる話」が優先ですね。

▼きょうの話題「山・花・峠の伝説民俗」(415)をどうぞ。
下方から【本文】イラスト・データへリンクしています。
某月某日(金曜日 天気:晴れ)
「奥秩父・金峰山のお宮」

江戸中期の儒学者荻生徂徠の「峡中紀行」に、奥秩父金峰山山頂は
黄金の地だとあります。

西麓には金山という地区もあり、武田氏時代の金の採掘場所ともい
い、金鉱にかかわるため金峰山の名がついたという。

天文年間以降、長野県側川上村も武田氏の領有になりました。村内
にも金山があって、ここでも武田信玄の命令で金を採掘したといわ
れます。

山頂の五丈岩のわきを南(山梨県側)にまわり込むと、ちょっとし
た広場があり壊れかけた石祠と石灯篭が建っています。

甲府市、山梨市、牧丘町などにある金桜神社の山宮(本宮)ですが
いまはすっかり荒れ果てています。

かつて山宮には金製の大黒天がまつられていましたが、江戸も末期
の慶応年間に盗難にあい、さらに放火され山宮は焼失していまった
ということです。
・山梨県甲府市と長野県川上村との境

詳細【本文】、イラスト、データをどうぞ。
http://tokipro.syuriken.jp/blog-denmin/blog-denmin.html

▼きょうの話題(終わり)

拍手[1回]

PR
▲page top

Comment

お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード

Trackback

URL


▲page top