★山の伝承「富士山頂の伝説と民話」
富士山頂の伝説と民話
富士山頂には大内院と呼ばれる直径800mもの噴火口があります。
一周が約3.5キロほど。
そのまわりに剣ヶ峰、白山岳(釈迦ヶ岳)、久須志岳(薬師岳)、
大日岳(朝日岳)、伊豆ヶ岳(阿弥陀岳)、成就ヶ岳(勢至ヶ岳)、
駒ケ岳(浅間岳)、三島岳(文殊ヶ岳)と八つのピークがあります。
これらのピークにはそれぞれ本地垂迹(ほんぢすいじゃく)による
仏神が配置されています。
それらを「八葉蓮華」(お釈迦様が座っている蓮)に例えて「お八」
といったそうです。これらの火口壁を一周するのがお鉢めぐり。
昔は「お八」の尊称から「お八めぐり」といっていたそうですが、
明治維新の廃仏毀釈の影響で仏教的な呼び方が廃止され、山頂の大
内院(火口)を「すり鉢」に例えて「お鉢めぐり」と呼ぶようにな
ったそうです。
火口には大内院のほか、西安河原にも小内院と呼ばれる噴火口があ
ります。
小内院の外側を回るのを外輪コース、内側を回るのを内輪コースと
呼んでいます。
富士山は太古の昔から詩歌、紀行、史実にあらわされ、また山岳信
仰のメッカとしてあがめられてきた山。大衆化されたとはいえ、や
はり富士山は神秘の山。いろいろ面白い話が残っています。
▼「イラスト」と説明文をどうぞ↓
http://toki.moo.jp/merumaga/uusangac/uusangac01.html
★おわり
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- 2016年02月11日
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