★山の伝承「秩父・両神山の八海山」
秩父・両神山の八海山
両神山はかつては修験道の山として賑わいました。その表参道、八
海山とよばれる所に大頭羅神王という石像があります。
この山の信仰は木曽の御嶽山の行者によって始まったものという。
そういえば御嶽山の前衛の山の八海山、三笠山、阿留摩耶山の名も
地図の上に見られます。
しかも、行者の唱える唱文のなかに「三笠山刀利天坊、八海山大頭
羅坊、阿留摩耶山アルマヤ坊…」と御嶽山と同じ天狗の名がでてく
るという。
ならばこの大頭羅神王は、御嶽山の天狗の分身になります。火炎に
似た形をした髪の毛のなかの顔は両牙をむきだし、見ようによって
は不動さまのようにも見えます。
そういえば石像のすぐ上は弘法の清水という水場があり、なにやら
関連ありそうです。
人の気配も感じない深山。耳にハルゼミの鳴き声がしみるひととき
でした。
・埼玉県小鹿野町
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★おわり
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- 2016年01月13日
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