北ア・立山のクモ男
▼きょうの話題「山・花・峠の伝説民俗」(420)をどうぞ。
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某月某日(-日 天気:-)
「北ア・立山のクモ男」
昔、立山のふもとの村に住む若者がかわいい嫁さまをもらいました。
ある日、山へたきぎを取りに行った嫁さまが、青い顔をして帰って
きました。
やがて嫁さまはみごもり子を生みました。ところが、生んだのは奇
妙な卵が三つ。たまげた両親が、その卵を割ってみると、中から何
千という小さなクモの子が出てきました。
わけを聞いてみると、嫁さまは泣きながら話しました。「ある時、
山へ行ったらりっぱな男の人が出てきて、たきぎ取りをしてくたが
や。それからは、山へ行くたびその人が出てきて手伝ってくれて、
それで、おら……」。
聞いていた若者はゾッとして「そ、それは立山のクモ男に違いねエ」。
それからというもの、嫁さまの目の前にクモの糸がびっしり張るよ
うになりました。「クモの糸が、クモの糸が…」しかし他の人には
見えません。クモにとりつかれた嫁さま……
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▼きょうの話題(終わり)
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