山の歴伝【ひとり画語り】461号「北アルプス・燕岳の妖艶彫刻岩」
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★山の歴伝【ひとり画語り】461号「北アルプス・燕岳の妖艶彫刻岩」
岩の彫刻展覧会場燕岳。中生代末期の地殻変動で花崗岩が古生層や
中生層の下にもぐり込み冷却固結。
その後の隆起の浸食作用で、上部の古生層の部分が削り取られ、い
まの形になったという。岩の彫刻のなかにはなまめかしい作品もあ
ります。
山名は左右に羽を広げたツバメのような形をしているからとか、ツ
バメのように黒い山肌。またツバメの雪形や、実際にツバメが多く
すむ山などの説があります。
では燕は「ツバクロ」か「ツバクラ」でしょうか。「長野県町村誌」
には屏風岳と書かれ「岳中に熊、猪、猴、兎多し」とあります。
黒雲母花崗岩からできた山で、屏風のようにそびえ立っている所か
ら命名されたらしい。
明治30年代ころから最高点の岩山であるツバメ岩に登る人が多く
なり、燕が代表名になったとする説もあります。
・長野県穂高町と大町市との境
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★山の歴史伝承【ひとり画語り】おわり
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- 2015年06月22日
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