山・花・峠の伝説民俗「東北・岩手山のコマクサ」
某年7月30日(日曜日、天気・ガスのち晴れ)
「東北・岩手山のコマクサ」
その昔、坂上田村麻呂は伊勢の国鈴鹿山の鬼退治に乗り込みま
した。しかし鬼はおらず神女がひとり。
神女は、我はこの山に住む立烏帽子というものなり。日ごろ国中が
騒がしいのは、奥州厳鷲山(岩手山)にすむ鬼・大武(大猛丸)が
わらわを犯そうとやってくるが従わぬため暴れまわっている。我、
汝の嫁になり援助するので大武と戦い勝利を得よ。と宝剣を贈った。
田村麻呂はその剣を手に栗駒に乗り、岩手山に大猛丸退治に向かっ
たという。
岩手山はコマクサの大群落。東斜面ではこれらの高山植物が点在す
る火山性砂礫地が標高1300mにまで降りてきているという。ここの
コマクサは秋田駒ヶ岳の群落のならんで北アルプス白馬岳をしのい
で1、2を争うのかも知れないともいわれています。
・岩手県岩手郡雫石町と同県八幡平市、同県岩手郡滝沢村との境。
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- 2013年06月13日
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